野田首相、守勢一辺倒　集中砲火浴びる新任閣僚

野田首相、守勢一辺倒　集中砲火浴びる新任閣僚

　野田佳彦首相は２８日、就任後初めて、「ねじれ国会」の主戦場である参院予算委員会に臨んだ。首相は低姿勢で「安全運転」に徹する姿勢を続けたが、自民党は照準を新任閣僚に絞り込み、スキャンダルや失言などを徹底追及した。野党ペースの論戦に審議が紛糾する場面もあり、首相らは終始、守勢に立たされた。

　自民党は約５時間の質問時間を使い、「安全保障は素人」と発言した一川保夫防衛相や、マルチ商法（連鎖販売取引）業者から献金を受けた山岡賢次消費者担当相に集中砲火を浴びせた。失言や特定業者との深い関係が取り沙汰される問題をあぶりだすことで、「適材適所」を主張する首相の任命責任を揺さぶろうというわけだ。

　「マルチと深い関係のある方がマルチ商法を監督する。あり得ない。悪夢だ」

　同党の森雅子氏はマルチ商法業者と山岡氏の相関関係を詳細に描いたパネルを持ち出し、こき下ろした。

　山岡氏は、マルチ商法業者からの献金について「消費者行政の公平性、透明性確保のため詳細を調べて判明次第、全額を返す」と繰り返した。任命責任を問われた首相は「本人が説明を果たしながら職責を果たしてほしい」と苦しい釈明に終始した。

管内閣よりは良くなるはず・・・そんなふうに考えていた時期が私にもありました

首相が変わるたびに悪くなっていきそうなのが怖いですね

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