「セルシオ」の盗難急増＝装置解除か、全体は減少―警察庁

トヨタの高級自動車「セルシオ」の盗難台数が今年1～10月で1075台に上り、昨年より大幅に増加したことが20日、警察庁のまとめで分かった。海外で需要が高い同車を狙い、盗難防止装置を不正に解除する手口が広まっているとみられ、同庁は警戒を強めている。


　
警察庁によると、昨年のセルシオの盗難台数は前年比54．8％増の875台。今年は10月末時点で昨年の年間盗難台数を上回るなど、急増傾向にある。
　


セルシオは2006年に製造が中止されており、捜査関係者は同車の盗難防止装置「イモビライザー」が最近の自動車窃盗の手口に対応していないと指摘。装置を解除する手口の浸透が急増の原因の一つとみている。盗まれた車両は不正に海外に輸出されるケースが多いとみられる。



　今年1～11月に全国で発生した自動車盗難全体の認知件数は、前年同期比8．5％減の2万1934件。03年に過去最多の年間6万4223件を記録して以降、減少傾向が続いている。　

少なくなってるだけいいですね



「セルシオ」の盗難急増＝装置解除か、全体は減少―警察庁

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