則本 マー君超え1億円 球団史上最速3年目、提示正式決定
楽天が、3日に仙台市内の球団事務所で契約更改交渉を行う則本昂大投手(23)に来季年俸1億円以上を提示することが2日、明らかになった。プロ3年目の大台突破は球団史上最速で、プロ野球史上でも5人目。
将来のエースに、これ以上ない朗報だ。大久保新監督も「プロ野球選手は3年、活躍して一人前だけど、来年の先発ピッチャーの中心は間違いなく則本だと思う」と期待する右腕に対し、この日までに球団は来季の年俸を「1億円以上」とすることを正式に決定した。
昨季15勝で新人王を獲得した則本は、今季も2年連続で開幕投手を務めるなど奮闘。奪三振のタイトルを獲得するなど14勝を挙げた。11月には侍ジャパンの一員として日米野球に参加し、第3戦(15日、東京ドーム)では自己最速155キロの直球を主体に5回を完全に抑え、4投手による無安打無得点の達成に貢献。球団は来季も看板選手として期待している。
則本が尊敬し、目標としているのが今季からヤンキースに移籍した田中だ。その田中は新人の07年は11勝も、2年目は勝ち星に恵まれず9勝止まり。同年オフの契約更改は年俸6000万円から1500万円増の7500万円でサインした。今回、則本は入団3年目での大台突破。高卒と大卒の違いはあるが「田中超え」を果たす。長いプロ野球史上でも、3年目での年俸1億円以上は4人しかいない。「田中さんのように負けない投手になるのが目標」という剛腕が、名実ともにスターへの階段を上がる。
楽天はエースに恵まれてますね。
則本 マー君超え1億円 球団史上最速3年目、提示正式決定