操縦士が操作ミスか=ヴァージン社の宇宙船事故―米
【ロサンゼルス時事】英ヴァージン・グループ傘下のヴァージン・ギャラクティックが開発を進める民間宇宙船「スペースシップ2」の墜落事故で、米運輸安全委員会(NTSB)のハート委員長代行は2日、記者会見で、死亡した操縦士(39)がマニュアルと異なる操作を行っていたことを明らかにした。操縦士の「操作ミス」と事故との因果関係も焦点となりそうだ。
スペースシップ2は尾翼の角度を変化させて機体を安定的に降下させる「フェザリング」と呼ばれる技術を採用。NTSBによると、規定では速度がマッハ1.4(音速の1.4倍)に達した時に、尾翼の操作を行うとされていたが、操縦士はマッハ1をわずかに超えた時点でこの操作を行い、その2秒後に空中分解した。
死人に口無し
操縦士が操作ミスか=ヴァージン社の宇宙船事故―米