ガソリン価格が10週連続値上がり 5年9カ月ぶり高水準
経済産業省資源エネルギー庁が2日発表した6月30日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、前週(6月23日)から1円高い1リットル当たり168円40銭となり、10週連続の値上がりとなった。イラク情勢の緊迫化による原油高を受けて、元売り各社が卸価格を引き上げたのが要因。5年9カ月以来の高水準が続いている。
原油価格はシリア情勢が緊迫化した昨年9月以来の高水準となり、米国産標準油種(WTI)は1バレル当たり106ドル前後の高水準で推移。原油の8割を中東から輸入している日本が指標にするドバイ原油価格は6月23日時点で同111.7ドルに達した。
元売り各社は4月以降、業者間のガソリン取引価格よりも原油相場を指標として重要視し、原油コストの上昇分を卸価格に上乗せしやすくできる値決め方式を導入。卸価格が高止まりしており、調査を行う石油情報センターは「来週は横ばいか、小幅な値動きになるのではないか」とみている。
都道府県別では、46都道府県で上昇し、上げ幅は石川の2円80銭が最大で、富山(2円50銭)、新潟(2円40銭)、神奈川(2円10円)がこれに続いた。
ハイオクも1円値上がりし179円20銭。軽油も90銭値上がりし146円30銭だった。
また、値段が上がるのか・・・。早く対策が欲しいものです。
ガソリン価格が10週連続値上がり 5年9カ月ぶり高水準