北海道が「まん延防止」要請決定 国は慎重姿勢【換金くん清田区北野店ブログ】
新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、北海道は20日の対策本部会議で「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請することを決め、同日夕に国に要請した。対象地域は札幌市とする。適用までの間、現在の「夏の再拡大防止特別対策」を強化して続ける。札幌市の飲食店への時短要請は8月22日まで延長する。ただ、国は現時点で重点措置の適用には慎重だ。
会議で鈴木直道知事は「(11日に)重点措置が終了し、時間がたたない中で再び要請することになり大変心苦しいが、大変厳しい局面に直面している。国には速やかに検討していただきたい」と述べた。7月初めから感染者数は再び増加に転じており、鈴木知事は15日に重点措置の要請を検討すると表明していた。
17日は感染者が約1カ月ぶりに100人を超え、20日は104人の感染が確認された。札幌市は約75%を占める。直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は全道で11・8人、札幌市は24・5人。札幌市は緊急事態宣言の目安となる国の「ステージ4」(感染爆発)の基準の「25人」に迫っている。
感染力が強いとされるデルタ株による感染が急速に拡大しており、感染疑いの患者は19日時点で219人。13~19日は検査数のうち約41%(145人)を占め、従来株との置き換わりが進むとみられる。
感染状況を踏まえ、道は重点措置の適用要請を決めたが、国は慎重な姿勢だ。
まん延防止をしたところで減るんでしょうか?