阪神・高橋遥人、開幕絶望的 矢野虎痛ッ!左のエース候補負傷、右脇腹筋挫傷【換金くん清田区北野店ブログ】
虎に激震が走った-。阪神・高橋遥人投手(25)が17日、右脇腹痛で離脱し、別メニュー調整となった。球団はこの日、「右脇腹の筋挫傷」と診断されたと発表。16日の楽天戦(宜野座)の登板後、違和感があったため沖縄県内の病院で診察を受けていた。西勇と並ぶ先発ローテーションの軸として期待される左腕だが、開幕1軍が絶望的となった。
前夜の降雨でメイングラウンドは使えず、宜野座ドームで練習開始となったが…。ナインの輪の中に高橋がいない。直後、球団関係者から「16日に沖縄県内の病院で右脇腹の筋挫傷と診断されました」と衝撃の事実が明かされた。
「脇腹(を痛めたの)は初めて。思ったような球を投げられなかったので、いろんなところで頑張った部分が、脇腹にきたという感じですかね」
この日、別メニュー調整した高橋は宜野座を離れる際、沈痛な表情で話した。16日の楽天戦(宜野座)に登板し、3回4安打1失点。直球は最速146キロも、ほとんど130キロ台だった。「スピードが出たといっても、本来の感じでは全然なかった」。キャンプ序盤から思うように球が走らない。12日の紅白戦でも、力を抜いて投げるなど試行錯誤していた。なんとかしないと-という投球で無理をしたのか、ついに体が悲鳴をあげた。
矢野監督は「早くけがを治して戻ってきてほしいが、開幕に合わさんでもいい。それだけが目標じゃない。次の目標を見つけてね」と落ち込む左腕を励ました。一般的に脇腹を痛めると、完治まで1カ月以上を要するとされる。治ってから肩を作り直さなければならず、3月26日の開幕まで1カ月強しかないことを考えると、開幕ローテ入りは絶望的といえる。
「逆に他の投手にとってはチャンス。これから競争が激しくなるのもある」と指揮官。西勇、秋山、青柳らとともに先発として計算していた高橋の離脱。昨季1軍先発陣にいた左腕が一人もいなくなってしまうが、即戦力左腕として期待されるD2位・伊藤将(JR東日本)らにとっては千載一遇のチャンスだ。
一方、高橋としては、また同じ失敗を繰り返してしまった。昨季はコンディション不良で開幕2軍スタート。8月6日の巨人戦(甲子園)で1軍初登板した。ルーキーイヤーの2018年から3年連続で開幕ローテ入りしておらず「今年は開幕から先発ローテーションで投げること」を目標に掲げていただけに、ショックを隠し切れない。
この日は治療とエアロバイクなどで体を動かした。「できることは限られている。昨日(16日)の夜になった(診断された)ばかりなので、できることをやっただけです」と声を絞り出した。
今後は帰阪せず、宜野座で1軍に帯同しながらリハビリを行う予定。「(エアロ)バイクをこいだりとか、体幹(のトレーニング)とかをできたら。初めてけがをしたところで、自分でもわからないので探り探りやっていきます」。シーズンは長い。慌てず、焦らず、復帰を目指す。(三木建次)
阪神・高橋遥人、開幕絶望的 矢野虎痛ッ!左のエース候補負傷、右脇腹筋挫傷
期待の投手が早めに復帰してほしいですね。。。