あえぐ阪神・糸井、早出特打も28打席ノーヒット「何もないよ」【換金くん清田区北野店ブログ】
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(セ・リーグ、阪神1-3巨人、9回戦、巨人5勝4敗、24日、甲子園)大歓声とともに右翼方向へと伸びていった白球は、無情にも亀井のグラブに収まった。角度は文句なし。浜風も吹いていない。だが、スタンドに届かなかった。「H」ランプがともらない…。7試合28打席連続無安打。糸井はトンネルから抜け出せなかった。
「何もないよ」
試合後はひと言だけ発し、クラブハウスへと引き揚げた。表情は厳しいまま。悔しさをグッとこらえていた。
一回の第1打席、四回の第2打席とも二ゴロに倒れる。六回二死一塁は登板したばかりの3番手・森福の初球131キロの直球をとらえきれずに一ゴロ。第4打席も右飛と16日の中日戦(甲子園)の第4打席に右翼へ5号2ランを放って以降、快音を響かせていない。
自己最長の不振。背番号「7」がもがいている。試合前には阪神移籍後、初となる早出特打を行った。トレーニングシャツにサマーキャップ姿で打撃ケージに入ると、約30分間もバットを振り続けた。付き添った片岡打撃コーチは「気分的にモヤモヤしていたところでね。数を打って感覚を取り戻すということ」と説明したが、すぐに結果には結びつかなかった。
このままくすぶり続ける男ではない。努力は決して裏切らない。超人の復調なくしては、12年ぶりのリーグ優勝への道は開けない。必ず、目覚めるときは来る。
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あえぐ阪神・糸井、早出特打も28打席ノーヒット「何もないよ」
スランプから早く抜け出してほしいです!