カブールのアメリカン大学襲撃、13人死亡 「換金くん清田区北野店ブログ」
アフガニスタンの首都カブールで24日夜、アメリカン大学が襲撃され、学生7人を含む13人が死亡した。警察当局が発表した。
カブール警察によると、24日午後7時ごろに武装集団が大きい爆発音と共に大学に侵入。学生・職員約750人が構内に閉じ込められた。襲撃開始から約10時間後に、治安部隊が武装集団の2人を射殺し、学生や職員たちを救出した。
アブドル・ラフマン・ラヒミ警察本部長はBBCに対して、警官3人と守衛3人も死亡したと明らかにした。さらに学生35人と警官9人が負傷したという。
犯行声明は出ていない。
警察は、武装集団の攻撃は「複雑」だとコメント。現場では特殊部隊のほか、米軍顧問も対応していた。
大学構内では、AP通信のマスード・ホサイニ写真記者も数時間にわたり捕えられていた。ピュリツァー賞受賞経験のあるホサイニ記者は、「助けて。アメリカン大学に閉じ込められている。爆発に続いて銃撃だ。これが僕の最後のツイートになるかもしれない」とツイートし、助けを求めた。
ホサイニ記者は後に脱出し、AP通信に襲撃の様子を話した。学生15人と共に教室にいた記者は、爆発音が聞こえたため「何事かと窓に近づくと、普通の服を着た男が外にいた。私に向かって発砲して、窓ガラスが割れた」と言う記者は、そこで割れたガラスの上に倒れて、手に負傷したと状況を説明した。
学生たちが教室に籠城すると、少なくとも2発の手投げ弾が教室に投げ込まれ、学生数人が負傷したという。
後にホサイニ記者と約9人の学生は、非常口から外に脱出。「走っていると、地面にうつぶせに倒れている人が見えた。後ろから撃たれたみたいだった」と記者は話した。
学生のアフマド・ムクタルさんはBBCに、帰宅しようと大学の正門から100メートルほど離れていたところで、「6回か10回」の発砲音と、「すごく大きい」爆発音を聞いたと話した。
爆発による閃光で周囲が一時的に明るくなったほどだったと話すアフマドさんは、高さ6メートルの壁をよじ登って脱出したと言う。
構内に閉じ込められた学生や職員は、ツイッターやフェイスブックに次々と窮状を投稿して、助けを求めた。
襲撃の2日前には、アメリカン大学の職員が何者かに拉致されている。被害に遭ったのはアメリカ人とオーストラリア人が1人ずつで、行方はまだ分かっていない。
2006年開校のアメリカン大学は、米国際開発庁(USAID)の資金援助を受け、米国式の大学教育を提供する非営利教育機関。英語や社会人向け技能資格、学士課程、経営学修士(MBA)課程などが履修できる。
学生の人数は現在約1700人。働きながら授業に通う社会人学生が多い。
日本人もそうだけど、アメリカ人は特に自分たちはテロの標的に何時でもなりうるってことを自覚して生きなければいけない。
カブールのアメリカン大学襲撃、13人死亡