【日本ハム】大谷先発白紙へ、右手中指“重傷”【換金くん札幌本店ブログ】
日本ハム・大谷翔平投手(22)の先発復帰が白紙となっていることが1日、分かった。7月中旬に右手中指のマメをつぶし、投球は本来の状態にはほど遠い状態。チームは現在、首位・ソフトバンクへと3ゲーム差に迫る。大谷は現状、5日からの首位攻防3連戦(ヤフオクD)では、野手に専念する見込みだ。
「投手・大谷」の先発復帰スケジュールが見えてこない。北海道・栗山町の栗の樹ファームで行われた植樹イベントに参加した栗山監督は、剛腕の現状について「使い方は分からない。投げられるところで準備はしてもらうけど。状態を見ながらになる」と明かした。
大谷は7月10日のロッテ戦(札幌D)で右手中指のマメをつぶした。患部は皮がめくれる“重傷”だった。24日のオリックス戦(札幌D)では3年ぶりに中継ぎとして調整登板。1イニングを1安打無失点に抑え、最速156キロを計時したものの「投球フォームはバラバラ」(栗山監督)だった。
指揮官は投球フォームが崩れることによる故障を懸念している。当初は31日のソフトバンク戦(札幌D)で先発復帰させる予定だったが、登板回避。24日以降、ブルペンでの投球練習もできていない状況だ。
ベストは首位との直接対決となる7日のソフトバンク戦(ヤフオクD)での先発復帰。それでも、吉井投手コーチは「まずはブルペンに入ってから。(7日は)厳しいでしょうね。できないこともないが、彼の場合は打者もやっているので」と今後の見通しを明かした。大谷の先発予定日に2戦連続で代役を務め、将来のエース左腕と期待される新人・加藤は計10回1/3を4失点と試合は作っている。二刀流男の長期離脱は避けたいだけに、首脳陣は今後も慎重に起用法を見極めていく。
それでも、バットでは打率3割5分4厘、13本塁打、36打点と好調。特に宿敵・ソフトバンクには31日に同点13号2ランを放つなど、打率3割8分5厘、6本塁打、9打点と相性がいい。
2日のロッテ戦(QVC)に向け、北海道から空路で千葉入りした大谷は「投げたい気持ちはもちろんある。大事な試合が続く。先発したいが、それと(登板)できるというのは違う。チームが勝つために仕事をできたら」と意気込んだ。投手がダメでも打者で暴れる―。二刀流の“強み”をフル活用し、3差に迫るタカを追う。(小谷 真弥)
お大事に・・・。中指のマメとか痛そうですね。
【日本ハム】大谷先発白紙へ、右手中指“重傷”