「爆買い復活期待」訪日客受け入れ再開、各地で準備急ぐ　人手不足も【換金くん札幌本店ブログ】

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“毎日新聞
　「爆買い」復活に期待――。新型コロナウイルスの感染拡大で約2年間にわたって止まっていた訪日外国人観光客の受け入れが10日、再開された。実際の入国は早くても来週以降になる見通しだが、空港内の土産店や観光業者らは「やっと本格的に商売ができる」と急ピッチで準備を進める。一方、人手不足や感染症対策の強化といった課題に直面している業者も多い。

　江戸時代の町並みを再現し、「和」をテーマにした店舗などが並ぶ羽田空港第3ターミナルの人気エリア「江戸小路」。10日現在、半分以上の店舗が臨時休業している状況だが、今後、徐々に営業再開する見通しという。

　江戸小路にある土産店「Edoイベント館」では、外国人に人気の抹茶味の菓子をそろえたコーナーを特設した。羽田空港限定の洋菓子の入荷量も増やし、本格的な観光客の来訪に備えている。店舗の運営会社の和田あかね・ロビーエリア総支配人代理（52）は「コロナ前より7割売り上げが減少するなど約2年間、厳しい状態が続いた。当時のような『爆買い』が復活してくれることを期待したい」と語った。

　また、空港内にある飲食店の男性店主は「円安の追い風もあり、コロナ前より外国人観光客は来てくれるのでは。これまでのマイナスを取り戻していきたい」と話していた。

　東京都内随一の観光地・浅草で人力車を運営している「時代屋」（東京都台東区）では、雷門や花屋敷といった浅草の名所を外国人にスムーズに説明できるよう、スタッフ向けの英語研修を5月から再開した。16年間、人力車を引く仕事を続けている鈴木芳昭さん（40）は「2年間英語を話さなかったので忘れている部分もある」と苦笑いする。「すべてのお客様に楽しんでもらえるように準備を進めていきたい」と意気込む。

　同社で頭を悩ませているのが人材の確保だ。コロナ禍が長引いた影響で、35人いた人力車を引くスタッフは現在18人と半減した。採用活動も再開しているが、若手の需要は飲食店など他業界でも高まっているといい、人が乗ると200キロ超になる人力車を引けるような人材を探すとなると採用の幅がより狭まる。一方、ツアーなどでは団体で人力車を利用してもらうことが多いため、頭数がそろわないとキャンセルされる可能性もある。藤原英則代表（66）は「ニーズの取りこぼしが無いように、なるべく早くコロナ前と同水準の人手を確保したい」と対応を急いでいる。

　「浅草着物レンタル　大吉」（同区）では受け入れ再開に向け、新たに50着を追加購入した。大柄の人でも着用できるよう、一部は別注。女性用に鮮やかな赤、男性用に竜や虎、クモなどの図が入った着物で、いずれも外国人観光客に人気の柄となっている。日本人向けとなっていた着物の展示も、半分は外国人観光客仕様に変更した。大友雄介店長（50）は「お気に入りの柄を見つけてもらい、すてきな思い出を作ってもらえたら」と話した。

　一方で危惧しているのが感染症対策だ。着物の着付けや化粧などをしている時、マスクを外して移動してしまう人も多くいるという。「せっかく楽しみに来てくれているので、頭ごなしに指示するとお客様もいやな思いをしてしまう」として、対応マニュアルを現在作成している。

　政府は感染リスクが低い分類の欧米諸国や中国、韓国など98の国と地域から添乗員付きの団体ツアーに限って受け入れる。ツアー客はビジネス客ら2万人の入国上限の枠内で認め、マスク着用や保険加入などを求める。ビザ取得などの手続きに時間が必要で、斉藤鉄夫国土交通相は10日の閣議後記者会見で、第1陣到着は早くても来週以降との見方を示した。【加藤佑輔、遠藤龍】”

今更そんな需要、ありますかねｗｗｗ

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