スポーツ賭博解禁案に与野党が慎重意見…自民・茂木氏「国民の理解が重要」【換金くん琴似店ブログ】

“読売新聞オンライン
　スポーツの試合結果やプレー内容を賭けの対象とする「スポーツベッティング（賭け）」の解禁に向けて経済産業省が素案を取りまとめたことに関して、与野党からは７日、慎重な検討を求める意見が相次いだ。

　自民党の茂木幹事長は同日の記者会見で、「党内でも様々な観点から議論が行われている」とした一方で、「どういう運営主体が、利益金などをどういう形で配分していくのか。しっかりとしたスキームを作り、国民の理解を得ることが極めて重要だ」と述べた。

　公明党の山口代表は記者会見で、「情報がないので言及は控えたい」としつつ、賭博について「刑法で禁止されていることは明確で、社会的な弊害があることも国民はよく認識している。その基本を踏まえることが大事だ」との見解を示した。同党の竹内政調会長は、スポーツ賭博の収益を部活動の運営費に充てる構想について、個人的な見解として「筋違いではないか。教育に必要であれば、政府が責任を持って財源を捻出すべきだ」と語った。

　野党からも、政府の説明を求める声があがった。

　立憲民主党の西村幹事長は記者会見で、「依存症などの問題もあり、慎重な議論と丁寧な説明を求めていく」と強調した。

　日本維新の会の藤田幹事長は、取材に対し「議論を全て否定するつもりはないが、様々な弊害を検討したうえで慎重に制度設計していく問題だ」との認識を示した。国民民主党の玉木代表は記者会見で、「スポーツの健全な発展に寄与するか、ゆがめてしまうのか多面的な議論が必要だ」と主張した。共産党の小池書記局長は記者会見で、「ギャンブル依存症の患者の増加が懸念され、選手の八百長行為を招きかねない。中止すべきだ」と批判した。”

スポーツ賭博解禁案に与野党が慎重意見…自民・茂木氏「国民の理解が重要」



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