コロナ「特例貸し付け」 既に自己破産相次ぐ 来年返済開始へ募る不安【換金くん札幌本店ブログ】
新型コロナウイルスの影響で生活が苦しくなった人に政府が無利子で生活費を貸す「特例貸し付け」で、来年1月から始まる返済が困難になるケースが続出する恐れが出ている。道内の貸付件数は2月末時点の申請ベースで13万2千件、総額は479億円。生活苦の世帯の暮らしを支えた制度だが、コロナ禍の長期化で生活再建の見通しが立たず、既に自己破産した人も相次ぐ。貸し付け業務を担う社会福祉協議会では、返済相談で業務が逼迫(ひっぱく)するとの懸念も強まっている。
「苦しい家計のやりくりが続いていたので貸し付けはありがたかった」。子ども4人を1人で育てる札幌市の女性看護師(51)は2020年春、特例貸し付けで60万円を借りた。女性は免疫疾患があり、コロナに感染すると重症化するリスクがあっため、貸付金を利用して中古車を購入し、通勤を電車から切り替えた。
借りた当時は「給料はそこそこあったから返せるはず」と思っていた。だが、昨年秋から病気がちで仕事を長期間休まざるを得なくなり、今年2月に解雇された。今は失業手当でしのぐが「持病の悪化が長引いており、再び収入を得る見通しが立たない」と漏らす。
コロナ「特例貸し付け」 既に自己破産相次ぐ 来年返済開始へ募る不安
ここまで長期化してる以上、今からでも貸付から給付に切り替えるべきでしょう。