パン専門店「HOKUO」43年の歴史に幕…開店から5時間4500個のパン完売 多くの思い出と共に【換金くん琴似店ブログ】
北海道を代表するパン専門店として親しまれたHOKUO。
最後のアピア店が3月22日で閉店し、43年の歴史に幕を下ろします。最後にパンを買い求めようと多くの人が訪れました。HOKUO 斉藤 豪 社長:「おはようございます。本日、最終日よろしくお願いします」
開店準備に追われているのはHOKUOの斉藤豪社長です。
最終日の3月22日アピア店に用意されたパンはなんと4500個。通常の2.5倍に当たります。
HOKUO 斉藤 豪 社長:「ひっそり閉店かなと思ったが…はい、30分、開けます」
開店時間の午前7時30分。開いたシャッターの隙間から見えたのは…。
1979年に創業したHOKUO。
最大で37店舗を構え北海道を代表するパン専門店に成長しました。
1979年創業 最大37店舗 北海道を代表するパン店に
しかし、きょうアピア店の閉店をもって43年の歴史に幕が降ろされます。HOKUO 斉藤 豪 社長:「30分、開店します」
午前7時30分最後の開店時間です。開店前から、店の前には多くの人が並びました。
HOKUO 斉藤 豪 社長:「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ」
あっという間に客で埋め尽くされた店内。まさに飛ぶようにパンが売れていきます。朝早くから並んだ人は
開店直後に店内は客で埋め尽くされた朝早くから並んだ客:「きょう午前6時30分から並びました。さみしいです、もっとやってほしかった、ありがとうございます」
朝早くから並んだ客:「7時20分くらいに来た。前に20~30人並んでいた。閉店と知って、最後にいろいろほしいなと思って並んだ」その後も、行列は途絶えることがなく、客が手に取るパン一つひとつに思いが詰まっています。
最終日に来た客:「パンとの思い出がなくなってしまうからなんか急にここにきたら涙が出ちゃって。私の(亡くなった)お父さんは、ここのクリームパンしか食べなかった」
最終日に来た客:「ちいさいころから食べていたクリームドーナツを買った。土曜日とか休みの時に母が買っておいてくれた。共働きだったので」午後0時15分開店からわずか5時間。4500個のパンが全てなくなりました。
パン専門店「HOKUO」43年の歴史に幕…開店から5時間4500個のパン完売 多くの思い出と共に
新さっぽろ地下のお店はよく利用していました。お疲れ様でした。