北海道百年記念塔 4年で解体費2.8億円増 老朽化で作業変更【換金くん札幌本店ブログ】
道は、解体を決めている北海道百年記念塔(札幌市厚別区)の解体費用が、2017年の試算より2億8千万円増の約7億2千万円になるとの調査結果をまとめた。老朽化が進んだことによる作業の増加や、作業員の労務単価の上昇などのためという。一方、今後50年間、塔を維持した場合は28億円以上かかると試算。解体方針は維持する考えで、近く道議会に報告する。
道は解体に向けた事前調査を10月までに終えた。調査では解体の工期を22カ月間とし、100メートルある塔の地上20メートル以上の部分で大型クレーンを使用、塔全体をネットで覆うと想定。当初は内部からの解体を見込んでいたが、外壁の傷みなどで変更が必要になり、作業員の労務単価増も加わって費用が膨らんだ。
一方、塔を今後50年間、維持する場合の経費も試算し直した。塔への立ち入りを可能にすると当初試算より2億1千万円増の30億7千万円、立ち入り禁止の場合は同1億9千万円増の28億4千万円となった。
北海道百年記念塔 4年で解体費2.8億円増 老朽化で作業変更
未だ残してほしいという声もありますが、ボロボロまで使えば更に費用が…。