オリンピックの空気で「別人」に　陸上・田中希実、大舞台で強さ【換金くん札幌本店ブログ】

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東京オリンピック第13日の4日、東京・国立競技場で陸上の女子1500メートル準決勝があり、田中希実（豊田自動織機TC）が3分59秒19の日本新記録で1組5着となり、日本選手初の決勝に進んだ。

　田中には「五輪の魔物」は存在しない。「大きい舞台になると、自分でも気持ちが悪いぐらい、気持ちが上がる」。日本の女子選手として五輪では初めて出場した1500メートルで、予選どころか準決勝も突破し、決勝への切符をつかんだ。

　「4分を切れば決勝に残れそう」と想定し、予選と同じように果敢に先頭付近で集団を引っ張った。2周目もペースを落とさなかったが、残り1周を前に4、5番手に後退した。そこから温存していた力を振り絞り、自動的に決勝に進める5着に食い込んだ。しかも自身の日本記録を3秒以上も塗り替え、日本選手初の「3分台」だ。

　五輪の雰囲気にテンションが上がり、「人格が変わる」と語る田中だが、持ち前の冷静さも失わない。「レースを俯瞰（ふかん）することがいつもよりできている」。予選で他の組が2周目にペースを落とす傾向があったのを見逃さず、「自分も苦しいけど、2周目に他の選手を休ませない方が決勝に残れる可能性が高い」と分析。接触によるリスクの少ない先行逃げ切りのパターンに持ち込んだ。

　5000メートルでは予選落ちしたものの、練習から追い込み、スピードの持久力も増したという。その予選落ち後もすぐに気持ちを切り替え、「（普段は）ネガティブな性格で後ろ向きな言葉しか出てこないが、五輪の空気に助けられている」。21歳は「ゾーン」に入ったまま、決勝に臨む。【新井隆一】”

決勝では絶対にメダルをとってほしいですね！期待しています！

オリンピックの空気で「別人」に　陸上・田中希実、大舞台で強さ



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