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侍J・栗林良吏、社会人経て背負う日の丸 恩師が語る「責任感」【換金くん清田区北野店ブログ】

東京オリンピックの野球日本代表「侍ジャパン」に新人で唯一メンバー入りしたプロ野球・広島の栗林良吏(りょうじ)投手(25)は、挫折を乗り越えて日の丸を背負うまでになった。愛知・名城大時代のドラフト指名漏れをバネに社会人野球・トヨタ自動車で社会人ナンバーワン投手の座をつかみ、今季ドラフト1位で広島入団。22試合連続無失点など不動の抑えとして活躍している。大学時代の2人の恩師が右腕の軌跡を語る。

 栗林は愛知黎明高から2015年に名城大に進み、1年春から愛知大学野球リーグのマウンドに立った。16年に就任した安江均監督が、当時2年だった栗林を見た第一印象は「制球はそんなに良くないがスピンのかかった直球を投げる。プロで活躍できる素質がある」だった。社会人野球・NTT東海の監督時代に元中日の左腕、岩瀬仁紀を育てた安江監督は栗林の能力をすぐに見抜いた。

 安江監督が栗林の最大の長所として挙げるのが「責任感の強さ」。愛知大学野球リーグは土曜日にカードの1戦目があり、栗林には3年間、1戦目の先発を任せ続けた。プロ入りを目指す上でコンディションが悪い時には「(スカウトの評価を下げるので)投げたくない」と言う選手もいる中、栗林は不平不満を言わず、土曜日に向けてコンディションを整え続けた。そして通算32勝を挙げ、3年時には大学日本代表にも選ばれるなど評価を一気に高めた。

 栗林の生命線のフォークは、大学時代のもう一人の恩師で、中日や楽天などでプレーした名城大の山内壮馬コーチが授けたものだ。それまではスライダーが武器だったが、山内コーチが「上でやりたい気持ちがあるならフォークとカーブを覚えた方がいい」とアドバイス。上から投げ下ろすタイプの栗林には、横回転の変化球よりも縦の変化球の方がけがのリスクが少なく、肘の負担が減るため直球の質もより向上すると考えたという。山内コーチは「フォークは、覚えた当初はたまに三振を奪うくらいだったが、4年時には決め球と呼べるほど使いこなしていた」と振り返る。

 大学時代から注目されていながら、なぜ指名漏れだったのか。それは栗林が「上位指名(2位以上)でないとプロには行かず、トヨタでプレーする」と公言していたからだ。山内コーチは「これは強気ではなく、めちゃめちゃ慎重で心配性の性格だから」と説明する。2位以上の評価でないとプロに入っても活躍できるとは限らない。それならば社会人で実績を積んでからでも遅くはないと栗林は考えていたという。

 その結果、18年のドラフト会議で栗林の名は呼ばれなかった。山内コーチは「会見も設定されていたし、『みんなに申し訳ない』と言っていた。自分がプロ入りできない悔しさよりも、周囲の期待を裏切ってしまったという気持ちの方が強かったんでしょう」と推し量る。それでも栗林は「トヨタで活躍して2年後にプロに行きます」と誓った。

 トヨタ時代にはカーブにも磨きをかけ、長いイニングを投げるすべを身に付けた。19年の都市対抗では準優勝に貢献。安江監督は「大学時代は主にスライダーで社会人時代はカーブを使っていた。そして今はほとんどフォーク。自分の置かれている状況を的確に分析し、ベストな方法を選択できるんでしょうね」とみる。だから、広島入団当初は先発ローテーション候補だったにもかかわらず、チーム事情で抑えを任されてもすぐに適応できた。

 2人の指導者に共通している栗林の評価は「いいやつ」だ。実際、栗林は取材にも真摯(しんし)に応え、言葉の端々からも誠実で真面目な人柄が伝わってくる。「いいやつ」だから、チームメートに信頼され、ファンには愛される。

 安江監督は愛弟子に「日の丸を背負っても臆することなく、立ち向かって強気のピッチングをしてほしい」とエールを送り、山内コーチは「自信満々に投げてくれればいい」と期待する。はい上がった右腕が、恩師の言葉も力に変えて夢舞台で躍動する。

侍J・栗林良吏、社会人経て背負う日の丸 恩師が語る「責任感」

五輪初で大事な時に抑える優秀な選手ですね。。。

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