阪神・矢野監督、掟破り承知“猛抗議” リクエスト判定後の抗議不可「わかっているけど…」【換金くん札幌本店ブログ】
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(日本生命セ・パ交流戦、西武1-0阪神、2回戦、1勝1敗、29日、メットライフ)〝掟破り〟は承知の上-。それでも言わずにはいられなかった。阪神は西武に0-1で敗戦。ロハスの最後の左邪飛を巡って、矢野燿大監督(52)がリクエストによるリプレー検証の結果が出た後も、審判団へ〝抗議〟を行った。悔しい無得点負けとなったが、指揮官の勝利への執念を、カード勝ち越しへとつなげる!
ベンチに座ったまま立ち上がれない選手たちのためにも、ファンのためにも、あのまま帰るわけにはいかなかった。ネット際の際どい打球と、微妙な判定。リクエストにかけたがアウトの判定は変わらず、ゲームが終わった。だが、矢野監督は目を血走らせ、審判団と向き合った。掟破りだろうが、言わなくてはならないことはある。執念の〝猛抗議〟を見せた。
「もちろん、ビデオ判定(リプレー検証)の後に抗議ができないのは分かっているんだけど。でも、俺らも確信はないんだけど、上の方に当たったように見えたから。だけど、映像的には確実に当たっているものがないし。撮れてないんだよね、たぶん。当たってるというのがあったとしても」
ルールも、事情もすべて分かっていた。だが、食い下がらずにはいられなかった。
その打球は、開幕から25戦連続無失点を続けていた平良を追い詰めていた0-1の九回2死二塁で、ロハスのバットから生まれてしまった。左翼ファウルエリアに高く舞い上がった白球が、今季から新設された高さ20メートルの防球ネットの、際どいところへ落ちてきた。
左翼・岸がもたれかかりながら捕球した。だが、グラブに収まる以前に、上空で一度ネットに触れたようにも見えた。最初の判定はアウト。検証の結果もアウトのままで幕切れを迎えた。
大型ビジョンで歌手の松崎しげるが球団歌を熱唱する映像が流れ、ヒーローインタビューの準備が整えられる中、矢野監督は約3分にわたって食い下がった。この場合は試合終了ではあったが、検証後の判定に抗議すれば、本来なら退場となり制裁を受ける。だが、矢野監督は引かなかった。
対応した球審の木内審判員は「本来であればリプレー検証後の抗議はないんだからやめてくれという話をしたら(矢野監督が)『いや、言わせてくれ』というようなことを言われたので。そういうやり取りです」と明かした。さらに「われわれはわれわれの仕事をしただけで、矢野監督も『確認』ということだったんだと思います」とも語り、「抗議」とは受け止めなかった。
矢野監督も「本来はできないということも分かっているんだけどね。試合終了だしさ、覆すこともできないし」とグッと思いを飲み込む。前夜は佐藤輝の3発で最高の勝利を収めた。この日も終盤のドラマでひっくり返したかったが、ほとばしる勝利への執念は、審判員への「確認」で熱く示した。あとは30日、3戦目に勝って、甲子園に帰る。(長友孝輔)
確信も無いのにビデオ判定の後に抗議とは。。。監督の資質が問われますね。。。
阪神・矢野監督、掟破り承知“猛抗議” リクエスト判定後の抗議不可「わかっているけど…」
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