スーパーフォーミュラ第2戦鈴鹿|野尻智紀が2連勝達成。デビュー戦アレジ9位入賞……PP福住は無念リタイア【換金くん琴似店ブログ】
予選日までの曇り空と打って変わって快晴の鈴鹿サーキットで、2021年のスーパーフォーミュラ第2戦鈴鹿決勝が行なわれた。優勝はTEAM MUGENの野尻智紀だった。
前日に行なわれた予選では、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの福住仁嶺がキャリア初のポールポジションを獲得。決勝に向けても準備は万端だと思われる状況でレースが始まった。
福住はポールポジションから危なげなくスタートを決めると、そのままホールショットを奪って、プッシュを開始。ただ一人1分40秒台を刻む好ペースを発揮して2番手の野尻以下を引き離していった。
一方で3番手スタートの大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)はスタートでエンジンストール気味の発進となってしまい、大きくポジションをダウン。中段グループに埋もれることとなった。
先頭を行く福住は野尻に対してラップごとに確実にギャップを広げ、初優勝を引き寄せつつあるように見えた。しかし9周目、福住は西ストレートで右リヤタイヤがバーストするトラブルに見舞われてしまう。福住のマシンはこの影響でサスペンションを壊してしまい、レースを続けることは出来ず。ここで無念のリタイアとなった。
このアクシデントで先頭に立った野尻だが、彼は13周目に2番手を走る平川亮(carenex TEAM IMPUL)に対して先手を打つピットインを選び、タイヤ交換を実施。翌周には平川もピットへ向かうが、野尻の前に出ることは出来ず。トップに野尻、2番手に平川という並びは変わらなかった。
16周目には130Rで国本雄資(KCMG)が右リヤタイヤのバーストによってアウト側のバリアに向かってクラッシュ。ドライバーは無事だったがバリア修復が必要となったこともあり、セーフティカーランが19周目まで継続された。
SCが解除され、レースは残り10周。野尻はリスタート後に一度も先頭を譲らず、後続との差をコントロールした状態で残り周回を消化。最後にオーバーテイクシステムを綺麗に使い切ってトップチェッカーを受け、開幕戦から2連勝を果たした。
2位はスタートでポジションを上げた平川、3位には代役参戦中の笹原右京(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が並んだ。
また中嶋一貴(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)の代役としてスーパーフォーミュラ・ライツとのダブルエントリーとなったジュリアーノ・アレジは、レース終盤に大湯を追い抜いて9位に浮上。そのまま山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)にも果敢に追い抜きを仕掛けた。最終的にオーバーテイクこそ叶わず9位でフィニッシュとなったが、SFデビュー戦で見事な走りで入賞を果たしてみせた。
なお同じく外国人ドライバーのタチアナ・カルデロン(ThreeBond Drago CORSE)は最終的に17位でフィニッシュとなった。
スーパーフォーミュラ第2戦鈴鹿|野尻智紀が2連勝達成。デビュー戦アレジ9位入賞……PP福住は無念リタイア
アレジと聞いてピンときたF1ファンも居ることでしょうね。今後に期待!