奥川恭伸、09年の由規以来だ!高卒2年目での開幕カード先発決めた【換金くん清田区北野店ブログ】
◆オープン戦 西武8―6ヤクルト(21日・メットライフ)
見違えるような投球で、奥川が開幕ローテ入りを決めた。強打の西武打線に対して最速151キロを記録し、3者連続を含む4奪三振。5回1死二、三塁で球数が77球に達したため降板したが、4回1/3を6安打3失点。高津監督は試合後、開幕3戦目となる28日の阪神戦(神宮)での先発を明言した。高卒2年目での開幕カード先発は09年の由規以来。奥川は「勝ちに貢献できるように一生懸命に投げたい」と意気込んだ。
前回14日の中日戦(神宮)は3回途中3失点。直球がシュート回転し、最速も147キロにとどまった。そこから1週間。登板2日前だったブルペン投球を3日前と1日前の2度に増やし、「少しずつ(フォームの)タイミングが合ってきた」。この日、直球は29球中15球が150キロ超。2回2死では中村に真っすぐを4球続けて空振り三振を奪った。
シーズンを見据えた投球も垣間見えた。3回まで43球中21球が直球だったが、2巡目に入った4、5回は34球中8球に減少。「(西武は)直球に強く、振りが強い。タイミングを変えていこうかな、と」。4、5回は走者を背負った場面での制球に課題を残したが「変化球も直球もまだまだ良くなる」と収穫を得た。
今回の抜てきは、奥川を将来のエースに成長させるための英才教育の意味もある。1軍ではこの日の4回1/3が最長だが、今後は1軍登板でイニング数や球数を増やしていく方針。指揮官は「彼の野球人生の5年後、10年後、15年後と考えた時、2年目にローテーションに入って頑張ったことが、結果的に良かったねと言えるようなシーズンにさせたい」と意図を明かした。
28日は故・野村克也監督の追悼試合。大きな注目を集めるマウンドへ「結果を出さないと、ほかの投手にポジションを取られてしまう。いただいたチャンスを自分のものにできるように」と奥川。19歳が描く成長曲線の先に、ヤクルトの浮上が見えてくる。
奥川恭伸、09年の由規以来だ!高卒2年目での開幕カード先発決めた
これからの活躍が楽しみですね。。。