【楽天】ドラ1早川隆久、開幕3戦目決定…DeNA戦で見せた類いまれなる「修正力」の高さ【換金くん清田区北野店ブログ】
◆オープン戦 楽天3―1DeNA(14日・静岡)
楽天のドラフト1位・早川隆久投手(22)=早大=が開幕3戦目となる28日の日本ハム戦(楽天生命)で公式戦デビューすることが14日、正式決定した。この日のDeNAとのオープン戦(静岡)では2番手で4回1安打、毎回の5奪三振で無失点に抑えた左腕。球団の新人では13年の則本昂(開幕投手)以来、8年ぶりの開幕カード登板に向けて順調に仕上げてきた。
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類いまれなる「修正力」の高さを示した。早川がスコアボードに4つの「0」を刻んだ。3―1の6回に田中将の後を継いでマウンドへと上がった。先頭の関根を131キロのチェンジアップ、続く牧を135キロのカットボールで空振り三振斬り。16球で三者凡退の好スタートを斬ると、9回までの4イニングで1安打。毎回の5Kを奪った。
「田中さんが、いいリズムで自分にバトンをわたしてくれたので、自分もその流れを崩さないように投げるということを意識してマウンドに立ちました」
7日の中日戦(バンテリンD)では昨季の沢村賞左腕・大野雄と投げ合い、4回3失点。被安打8本中6本が変化球を痛打されたものだった。「腕の振り」が緩くなる点に課題を残すも、中6日でしっかりと立て直した。前回は直球の割合が約60%を締めていたが、今回は44%。あえて、直球よりも変化球に比重を置いた組み立てにして課題克服に取り組んだ。
大野雄からはピンチの場面で見せた「落ち着き」を学び、今回は「バッター集中で投げていけた」。11日に入ったブルペンでは、田中将が見せた「ボールの高さが全然変わらない」フォームにすごみを感じた。2人の生きた“教材”から得たヒントをすぐさま自身の投球に生かす「応用力」も並ではないことを証明して見せた。
これで実戦は4試合で13回を投げて14Kを奪い、与えた四球は今だゼロ。防御率も2・77と安定感を示し続ける左腕は、石井監督から開幕3戦目の先発を託された。次戦は21日の巨人戦(東京D)。6、7回の予定で100球をめどに開幕前最後の予行演習を行う。
「自分が投げて勝てる試合はしっかりものにできるようにやっていかないといけない。中継ぎにも負担をかけないように自分が長いイニング投げるということを心掛けてやっていければ」
球団の新人では13年の則本昂以来、8年ぶりの開幕カードの登板を万全な状態で迎える。(長井 毅)
【楽天】ドラ1早川隆久、開幕3戦目決定…DeNA戦で見せた類いまれなる「修正力」の高さ
開幕戦が楽しみです。。。