札幌駅直結の商業施設「パセオ」、22年秋全店休業 札幌駅工事で1年以上【換金くん札幌本店ブログ】
JR北海道グループが運営する札幌駅直結の複合商業施設「パセオ」が2022年秋から全店休業することが9日分かった。30年度の北海道新幹線札幌延伸に向けた同駅の工事のためで、休業は少なくとも1年以上の長期にわたるとみられる。JR側が近く各店舗に説明する予定。
札幌駅にはパセオに加え、アピア、エスタ、札幌ステラプレイスの4商業施設に計約650店が入り、1階と地下1階のパセオには服飾や飲食などの約200店が入居している。
4施設を運営する札幌駅総合開発の1月の売り上げ(速報値)は新型コロナウイルス禍の影響で前年同月比41・2%減の51億3100万円となっている。それでも売上高は、グループのJR北海道ホテルズ(1億8100万円)や北海道キヨスク(7億8400万円)と比べて大きく、パセオの長期休業がJRグループの収入に影響を与えるのは必至だ。
鉄道建設・運輸施設整備支援機構の計画では、北海道新幹線札幌駅のホームは、現駅の約200メートル東に創成川をまたいで建設し、新幹線ホームと在来線のホームをつなぐ乗り換え通路や連絡橋を設置するとしている。当初、休業する店舗は一部にとどまるとみられていた。
札幌駅直結の商業施設「パセオ」、22年秋全店休業 札幌駅工事で1年以上
新しく生まれ変わるパセオに期待!