フェルスタッペンが完勝、最終戦アブダビGPを制す【換金くん琴似店ブログ】

20F1最終第17戦アブダビGP（Abu Dhabi Grand Prix 2020）は13日、決勝が行われ、レッドブル（Red Bull）のマックス・フェルスタッペン（Max Verstappen）が完勝で今季2回目、通算10回目の優勝を飾った。
　23歳のフェルスタッペンは、スタートからフィニッシュまでレースを支配。自身3度目のポールポジションスタートでスピードと才能を見せると、完璧な戦略で後続のメルセデスAMG（Mercedes AMG）勢を引き離した。
　F1でスタートからチェッカーフラッグまで先頭を守っての勝利はこれが初めてとなったフェルスタッペンは、「基本的にはすべてのことを正しくやった」「前からスタートできるとよりペースをコントロールできるし、少し楽になるんだ」「トラフィックや周回遅れをパスしなければならなかったけれど、全体的にはチームにとってはとても力強いレースだった」と振り返った。
　フェルスタッペンから15.976秒遅れで2位にメルセデスのバルテリ・ボッタス（Valtteri Bottas）、18.415秒遅れで同じくメルセデスのルイス・ハミルトン（Lewis Hamilton）が続いた。
　新型コロナウイルスとの闘いから回復し、戦列復帰したハミルトンはインパクトを与えることができず、4位に入ったレッドブルのアレクサンダー・アルボン（Alexander Albon）とはわずか1.5秒差だった。
　この日、米国の投資家グループへのチーム株式売却を発表したマクラーレン（McLaren）は、ランド・ノリス（Lando Norris）とカルロス・サインツ・ジュニア（Carlos Sainz Jr.）が5位と6位に入り、コンストラクターズ争いで3位に入った。
　フェラーリ（Ferrari）へ移籍するサインツに代わってマクラーレンに加入することになっており、ルノー（Renault）での最終戦となったダニエル・リカルド（Daniel Ricciardo）が7位、アルファタウリ（AlphaTauri）のピエール・ガスリー（Pierre Gasly）が8位、ルノーのエステバン・オコン（Esteban Ocon）が9位、レーシングポイント（Racing Point）のランス・ストロール（Lance Stroll）が10位に入った。
　フェラーリでの最終戦となったセバスチャン・ベッテル（Sebastian Vettel）は14位、チームメートのシャルル・ルクレール（Charles Leclerc）が13番手と、同チームの失望のシーズンは残念な終わりとなった。

フェルスタッペンが完勝、最終戦アブダビGPを制す
F1に若い勝者が出た。また面白くなりそう。病み上がりの王者ハミルトンは来期にも期待！