【ドラフト】早大・早川隆久は4球団競合で楽天が交渉権獲得【換金くん清田区北野店ブログ】
◆2020年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(26日)
【ドラフト速報】各球団の指名選手は
今回のドラフトで最大の目玉とされていた早大の155キロ左腕・早川隆久投手(22)は、1位でヤクルト、楽天、西武、ロッテの4球団が競合し、楽天が「交渉権獲得」のくじを引き当てた。
押しも押されもせぬ、大学ナンバー1投手だ。東京六大学の秋季リーグ戦では、5試合に登板して4勝0敗。35回2/3を投げて自責点は1という、完璧な投球を続けている。奪三振は58個で、1試合平均14・6個。驚異的な数字を残し、存在感は増すばかりだった。
最速の155キロは、8月に行われた春季リーグの明大戦で刻まれた。それまでの神宮での大学生左腕の最速記録とされていた、東洋大・藤岡貴裕(現巨人)の152キロを3キロ更新。MLB・カブスのダルビッシュが、ツイッターで「左で155キロって…」と反応したことでも話題となった。
木更津総合時代、2年春、3年の春夏と3度甲子園に出場。5勝、防御率1・92と活躍し、鳴り物入りで早大に進学した。ところが、昨年までの成績は通算7勝12敗。投げるボールは一級品ながら、勝負所で痛打されるケースが多かった。
最終学年を迎え、主将に就任。コロナ禍による部活動自粛期間に自身を見つめ直したことが、変身のきっかけとなった。投球フォームの改良に着手し、精神面では、より強い覚悟を持って野球に取り組んだ。「自分が相手をゼロに抑えてチームを勝たせるんだ! という思考に変えました」
ストレートだけでなく、変化球も多彩だ。カーブ、スライダー、カットボール、ツーシーム、チェンジアップと、5つの球種を操る。コントロールの精度も高く、秋季リーグの1試合平均四死球は、わずか1・8。まさしく難攻不落のエースとなった。
ドラフト会議を2日後に控えた24日の立大戦は、被安打3、奪三振12で完。早大OBで、投手としてロッテ、横浜で活躍し、メジャー経験もある小宮山悟監督(55)は「20年に一人のサウスポー。和田(早大OB、現ソフトバンク)と比べて? 球が速いぶん、こっちの方が価値があると思っています」と絶賛した。和田といえば、法大・江川卓(元巨人)の記録を超えて通算476奪三振のリーグ記録を作った伝説の左腕だ。ダイエーでのルーキーイヤーに14勝を挙げて新人王に輝いた和田に続くことができるか。早川がプロのマウンドに立つ日が待ち遠しい。
楽天にぜひ来てほしいですね。。。