密閉トランク 暑さ死の恐怖 運転手救った人気のアプリ【換金くん札幌本店ブログ】
強盗にトランクに押し込められたタクシー運転手の女性。
早期救出につながったのは、人気のスマホアプリだった。被害に遭った女性運転手「マスク外せって言われて、粘着テープ付けられて縛られて、どこか連れていかれて殺されるのかなって、本当に死ぬと思いました」
事件が起きたのは9月8日。
被害に遭った運転手の女性は、強盗の疑いで逮捕された無職・小椋一正容疑者(53)にナイフを突きつけられ、両腕を縛られてトランクに押し込められた。この小椋容疑者は、別のタクシー強盗にも関与した疑いが持たれている。
運転手の女性が被害に遭った事件当日、東京都内の最高気温は34.2度。
狭いトランクの中の温度はどんどん上昇し、女性は身の危険を感じていた。被害に遭った女性運転手「すごく暑かった、汗がすごくて。手も震えてて怖かったです」
女性運転手は小椋容疑者に気付かれないよう、隠し持っていたスマホを使い家族にLINEで「トランクの中。死ぬかも」と助けを求めた。
LINEに気付いた家族が警視庁に通報。
このとき活躍したのが人気のスマホアプリだった。被害に遭った女性運転手「私忘れてたんですけど、Zenly(ゼンリー)って知ってますか? アプリ、居場所確認アプリ。あれを家族で入れてたんですよ。旦那がそれを見ながら警察に今ここを走ってるっていうので、見つけてくれたんです。ゼンリーで助かった感じです」
女性の救出に一役買ったのが、スマホ用の位置情報確認アプリ「Zenly」。
Zenlyは、つながった友達とお互いの位置情報を共有できるアプリで、地図上にアイコンで現在地が表示されるものだ。
このアプリは若者に人気ということで、渋谷で使っている人に聞いてみると…。
大学生「近くにいるんだったら、どっかに出かけて遊ぼうよとか」
大学生「あったらどこにいるとかわかるんで、便利だなと。仲いい友達だけとかだったら、集合場所とかもわかるんで、そういうときに便利だと思います」
Zenlyは通常、友達同士の位置確認や親が子どもの居場所の確認をすることに使用されている。
今回は思わぬ形で、タクシー運転手の命を救った。被害に遭った女性運転手「サイレンが聞こえてきて、(警察の)声が聞こえたときに初めて涙が出て。本当に助かったって」
ゼンリーがこんな形で役立つとは!!