ススキノ集団感染「ついに出たか」 夜の街、戦々恐々【換金くん札幌本店ブログ】
札幌・ススキノのキャバクラで従業員や客12人が新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)に認定された15日、同地区で接待を伴う飲食店を営む関係者らからは「ついに出たか」と困惑が広がった。飲食や接客を伴う歓楽街は感染リスクが高く、全国的にも感染確認が目立つ。専門家は、客同士の距離の確保など「より慎重な対策を」と予防策の徹底を呼びかける。
「いつ出るかと思っていたが…」。ススキノを中心にクラブなど接待の伴う飲食店を経営する企業の男性役員は同日、別の企業でクラスターが発生したことを受け、こう漏らす。客と客の間に感染防止シートを設置するなど対策をしてきたが、「客とスタッフの間で距離をとるのは難しい」。
ススキノでバーを営む桑原亨さん(55)も「客足が戻りきらないうちにクラスターが出るなんて」と困惑する。自粛明けの6月の売り上げは前年の4割に。入り口に消毒液を置き、客と客の間を約2メートル空けるなど対策を徹底するが、歓楽街はどこで誰とつながっているか分からない。「2次会、3次会の利用客の中に感染者とつながる人がいないとも限らない」とこぼす。
札幌市はススキノでのクラスター発生を受け、PCR検査センターを設置する考え。「設置だけでなく、観光協会などと協力し、かいわいの人たちが気軽に検査を受けられる環境を整えてほしい。安全な歓楽街にならないと、この街は廃れる」道医療大は同日、ススキノで従業員らの過去の感染を調べる「抗体検査」を始めた。この日はバーやクラブなど計28店舗を経営するAPRグループが協力し、従業員約110人から血液を採取。同大の塚本容子教授は「飲食や接客を伴う店舗ではマスクを外すことも多く、飛沫(ひまつ)や接触のリスクも高い。拡大防止には、歓楽街の全体状況の把握が欠かせない」と強調する。
少し落ち着いたかと思ったら、、、これからさらに増えるんですかね、、、