MotoGPの今季開幕は7月19日に決定、ヘレスで2週連続開催【換金くん琴似店ブログ】

ロードレース世界選手権（WGP 2020）の主催者は11日、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的な大流行）で延期されていたMotoGPクラスが、7月19日にスペインで開幕すると発表した。
　今季のMotoGPクラスは来月から11月までの舞台をすべて欧州に設定し、スペインのヘレス・レーストラック（Jerez Racetrack）で2週連続で行われる第1戦と第2戦を含めて最低でも計13レースを開催する。また、シーズン後半には欧州以外の大陸において、「さらに4レース実施の可能性」もあるという。

　観客を入れるかどうかは開催国ごとのコロナウイルス感染防止規定に従うことになるとされており、MotoGPはコメント文で、「すべての日程、イベント、そして観客の有無に関しては、パンデミックの進み具合と各国政府および当局の承認次第である」と説明した。
　今季のMotoGPは英シルバーストーン（Silverstone Race Circuit）で予定されていた英国GPと、独ザクセンリンク（Sachsenring）で行われるはずだったドイツGPのほか、日本GP、オーストラリアGP、フィンランドGP、オランダGP、そしてイタリアGPの中止が決定。選手権を統括するドルナスポーツ（Dorna Sports）は、スペイン政府がヘレス・レーストラックでのレース開催を承認するのを待ってから、今季の改訂スケジュールを発表した。
　スペインでは合計7レースが開催されることになっており、9月27日にはバルセロナ（Barcelona）のカタロニア・サーキット（Circuit de Barcelona-Catalunya）で1レースが行われ、10月のアラゴン（Aragon）と11月のバレンシア（Valencia）ではそれぞれ2週連続でレースが実施されることになった。
　今季第3戦として8月9日に行われるチェコGPに続き、オーストリアのレッドブル・リンク（Red Bull Ring）とイタリア半島に位置するサンマリノのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ（Misano World Circuit Marco Simoncelli）では、それぞれ2週連続でのレース開催が決定。10月11日には仏ルマン（Le Mans）でフランスGPが実施され、7月31日までには米国、タイ、アルゼンチン、そしてマレーシアでのGP開催について決定が下される予定となっている。
　レプソル・ホンダ（Repsol Honda）のスペイン人ライダーで、5年連続にして自身7度目のMotoGPクラス王者を目指すマルク・マルケス（Marc Marquez）は、「改訂版の2020年カレンダーだ！ サーキットに戻って活動を開始するのが待ちきれない！」とソーシャルメディア上で喜んだ。
　一方、MotoGPクラスで通算7度の世界制覇を成し遂げ、これがヤマハ（Yamaha）ファクトリーでの最後のシーズンになる41歳のベテラン、バレンティーノ・ロッシ（Valentino Rossi、イタリア）もレース復帰にうずうずしている様子だった。
「最新の2020年カレンダーを見て、誰もが最高の気分になっていると思うし、全てのチームとファンにとっても、少しほっとしたことだろう」「ロックダウン（都市封鎖）は深刻で奇妙な状況だったけれど、それは効果があった。それに今回のことで、自分たち全員が前よりもレースのありがたみを感じている」

MotoGPの今季開幕は7月19日に決定、ヘレスで2週連続開催
モータースポーツも徐々に復活。楽しみです。