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アーモンド8冠へ 国枝師、信念のホースファースト【換金くん札幌本店ブログ】

<ヴィクトリアマイル>◇17日=東京◇G1◇芝1600メートル◇4歳上牝◇出走16頭

名馬に並び、追い抜く覚悟だ。国枝栄調教師(65)は「ホースファースト」の精神でアーモンドアイ(牝5、国枝)を史上最多タイの芝のG1・7勝目(うち海外1勝)に導いた。

ドバイ国際競走中止後も馬の状態を慎重に見極めて、今レースを選択。レースレコードに0秒1差の快勝に、早くも新記録となるG1・8勝目への意欲を見せた。

   ◇   ◇   ◇

国枝師はルメール騎手と検量室前でささやかに喜びを分かち合った。固い握手ではなく、お互いの肘をコツンと合わせた。国枝師は言った。「運のないところばかりだったので。ここで勝てるだろうと思った。終わってホッとしています」。アーモンドアイが史上最多タイの芝のG1・7勝目を挙げ、歴代の名馬に並んだ。

馬本位の信念を貫いた。ドバイターフ連覇をかけてUAE・ドバイ入りしたのが3月中旬。コロナショックで開催が中止となり、日本へのとんぼ返りを余儀なくされた。輸入検疫、放牧をへて再入厩。キャリアを積んだ名牝も繊細な牝馬だ。慎重に状態を見極めて、昨年出走した安田記念(3着)より3週早いヴィクトリアMを選択した。適性、体調、能力を信じ抜いた起用だった。

もう45年前以上も前にさかのぼる。国枝青年は東京農工大馬術部員として、上級生の競技大会に帯同した。競技見学中、障害飛越直前で馬が止まる。騎乗者はムチを入れ、拍車をかける。エゴの押しつけに、審判員に付き添っていた馬術先進国ドイツ出身の女性がつぶやいた。「ナンセンスだ」。鋭い一言に、隣にいた師の全身に電気が走ったような感覚を覚えた。「今思えば馬に悪いことをしていた。何事も適材適所なんだ。競走馬もだよ。能力に見合っているかどうかを考えて、馬をつくっていかないといけない」。ホースファースト。あのとき耳に残った言葉が、馬づくりの原点になっている。

大事に向き合ってきた至宝は人々に活力を与える馬になった。厩舎に届くファンレターは、スタッフの休憩所にまとめてしまわれている。手紙、似顔絵、寄せ書き。以前届いた1枚には厩舎スタッフの心を打つ、一文があった。

「飛ぶように走っているのを見ると、風を感じるような気持ちになれます」

25歳で歩行困難になった女性からの思い。陣営に夢を見せてくれた馬は、希望の光を放つ天女でもあった。

次は唯一無二の存在になる。国枝師は「数々の名馬が築いてきたところに並べたのは本当にうれしい。(次も)負けないつもりで仕上げていきたい」と新記録樹立を約束した。18年の3冠達成後、JRAが制作したアーモンドアイのポスターには「瞳に夢を。」と記されている。どこまでも先へ。見果てぬ夢を追い続ける。【松田直樹】


アーモンド8冠へ 国枝師、信念のホースファースト



新記録となる8冠に期待しています!

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