ディープインパクトの孫、誕生 北海道・静内農業高 生徒ら「名馬に育てる」【換金くん札幌本店ブログ】
【新ひだか】全国の高校で唯一、サラブレッドの繁殖や育成を行う日高管内新ひだか町の静内農業高で、中央競馬のG1歴代最多に並ぶ7勝を挙げ昨年7月に17歳で死んだディープインパクトの孫が生まれた。生徒らは「名馬になるよう大切に育てる」と意気込む。
同校で2000年以降に生まれた21頭の大半はG1勝利馬の血統だが、平成最強馬と言われたディープは別格だ。その子のナリタトップスター(6歳)が19日午前0時24分に校内の厩舎(きゅうしゃ)で体重約40キロの栗毛(くりげ)の雄を産んだ。
ナリタは初産で、同校馬術部の出身で監督も務めた同管内平取町の生産・育成牧場「二風谷ファーム」取締役稲原稔久さん(43)が「学校への恩返し」として昨年2月に寄贈した。「ディープの子と孫で話題性がある。生徒が夢や希望を持ち、この業界に入るきっかけになってくれれば」と話す。
新型コロナウイルス対策で休校中のため、ナリタの世話に励んできた生産科学科馬コースの2、3年生計25人は出産に立ち会えなかったが、親子の姿を学校ホームページなどで見て「無事生まれて良かった」と喜んだ。
出産に臨んだ小林忍教諭(31)は「貴重な母馬に今後も出産させたい。生徒は名馬の子や孫の世話にやりがいを感じてほしい」と話した。子馬は来年8月の馬の競り市に上場を目指す。
ディープインパクトの孫、誕生 北海道・静内農業高 生徒ら「名馬に育てる」
久しぶりの明るいニュースですね!名馬になるように育ててほしいです。