北海道知事、３週連続の外出自粛要請　患者新たに１０人【換金くん琴似店ブログ】

　北海道の鈴木直道知事は１２日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため道民に要請している週末の外出自粛要請について「感染リスクを下げる行動を取っていただきたい」と述べ、先週に打ち出した方針を今週末の１４、１５日も引き続いて実施するよう求めた。週末の外出自粛要請は３週連続となる。
　この日夜に臨時記者会見を開いた鈴木知事は、１２日の新たな患者数が１０人と、２月２８日に「緊急事態宣言」を出して以来最多となったことや、快復していない患者が６０人台から７０人台に増えたことをふまえ、「要請の内容は先週と同じだが、道としては現状に警戒感を強めている。（緊急事態宣言の期間である）１９日までの最後の、節目の週末でもある。道民の皆さんにも、より危機感をもって行動してほしい」と訴えた。
　そのうえで、特に１０代後半～３０代の若者に対し、風邪気味なら外出を控える▽換気が悪く不特定多数が密集する場所に行かない▽建物内では２方向の窓を同時に開けて換気に努める▽会話は手が届かない程度の距離を保つかマスクを着用する▽出かける際は混雑時を避ける、などの点に注意して行動することを求めた。
　また、１１日に世界保健機関（ＷＨＯ）が世界的流行を意味する「パンデミック」の状態と認定したことや、札幌市で小規模な感染者集団（クラスター）とみられる現象が発生したことを受け、「より緊張感をもって対応する必要がある。特に都市部での感染拡大防止策をいっそう強化していかなければならない」と述べた。

北海道知事、３週連続の外出自粛要請　患者新たに１０人

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