札幌の「ススキノラフィラ」20年5月閉店 取り壊し23年に新ビル【換金くん札幌本店ブログ】
札幌松坂屋として開業 旧ヨークマツザカヤ、ロビンソン
札幌市中心部の商業施設「ススキノラフィラ」(中央区南4西4)が、2020年5月17日の営業を最後に閉店することが決まった。イトーヨーカ堂(東京)や竹中工務店(大阪)など地権者企業6社は既存ビルを取り壊し、新たにビルを建設することで合意。ビルの用途や規模などは今後詰めるが、商業施設を含む複合ビルなど複数の案を検討しており、早ければ23年にも開業させる。
複数の関係者が明らかにした。閉店日は多くの入居テナントとの賃貸借契約が満了する20年5月末を期限に決めた。テナント105店など関係先には既に文書で伝えられたという。
ラフィラを巡っては、現在の耐震基準を満たしておらず、老朽化が進んでいることから地権者6社が18年10月に再開発の方針を決定。全面改装する案も浮上したものの、1970年代に百貨店として建てられ、専門店ビルとしては大きすぎることや、設備更新と耐震工事に多額の費用がかかることから、建て替えを軸に検討を進めていた。
新ビルについては6社の間で商業施設や大型ホテル、オフィスなど複数の案が出ており、「5月の閉店までには方向性を決めたい」(関係者)としている。商業施設とホテルなどの複合ビルも視野に入れる。ビルの解体と建設で少なくとも3年かかる見通しで、協議が順調に進んだ場合、2023年開業となる。
既存ビル(地上8階、地下3階、延べ床面積約5万5千平方メートル)は1974年に札幌松坂屋として開業。ヨークマツザカヤを経て、2009年1月のロビンソン百貨店札幌店撤退後は地権者のうちススキノ十字街ビル(札幌)が、衣料品店や雑貨店、飲食店などが入る専門店ビルとして運営している。
札幌の「ススキノラフィラ」20年5月閉店 取り壊し23年に新ビル
たしかに廃れた感じはありましたがないとないで不便ですね。