女子中学生3人、連携プレーで女児救う 「父に教わった救助法が役立った」【換金くん札幌本店ブログ】
福岡県宗像市大島の小中一貫校「大島学園」のバレーボール部の女子部員3人が、海に転落した女児を連携プレーで救った。危険を顧みず海に飛び込んだ2年生の藤島海琴(みこと)さん(14)は「無我夢中だったけど、父から教えてもらった救助法が役に立った」と笑顔を見せた。
8月31日夕、藤島さんと1年生の草野寧彩(ねいろ)さん(12)、同本田悠さん(12)は、練習試合で大島に来ていた同市の玄海中バレーボール部員を見送った後、波止場で遊んでいた。「人が海に落ちた」の悲鳴で振り返ると、釣りをしていた親子3人のうち女児が海に転落。父親と男児はパニック状態となっていたという。
藤島さんは冷静に状況を把握。藤島さんの指示で、草野さんはフェリーターミナルへ人を呼びに行き、本田さんは男児のそばに付き添った。
藤島さんは手元にあった空の2リットルのペットボトルを持ち、約3メートル下の海面に飛び込んだ。泣いている女児にペットボトルを抱かせると、「大丈夫だから」と声を掛け落ち着かせた。その後、体を抱え堤防の階段がある場所まで約50メートル泳ぎ、無事救助した。
藤島さんの父誠治さん(44)は遊漁船の船長で、藤島さんは幼い頃から「海でおぼれている人がいたら、まず浮くものを持たせろ」と教えられていた。草野さんと本田さんは「人が海に落ちて焦ったけど、藤島さんが冷静だったので私たちも動くことができた」と振り返る。
宗像消防署は近く、3人に感謝状を贈ることにしている。竹原誠校長は「3人の勇気を知ってもらうため、全校児童生徒の前で贈呈式を開きたい」と話している。 (床波昌雄)
女子中学生3人、連携プレーで女児救う 「父に教わった救助法が役立った」
素晴らしいですね!!みんな無事でよかったです。