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「戦い続ければ、乗り越えられる」/ウッズ優勝会見【換金くん札幌本店ブログ】

◇メジャー第1戦◇マスターズ 最終日(14日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)

タイガー・ウッズが「マスターズ」でメジャー通算15勝目を飾った。首位に2打差から出た最終日に「70」で回り、通算13アンダー。サンデーバックナインの混戦を制して14年ぶりとなる大会5勝目をマーク。公式会見で喜びを語った。

―14年ぶりのマスターズ優勝
「正直言って夢みたいだ。この試合は僕にとって特別な意味がある。1995年にここに初めて来て、アマチュアとしてプレーし、97年に初めて勝った。そして22年後に、また勝つことができた。すべてが今日につながった。バックナインはたくさんの展開が考えられたと思う。多くの選手に勝つチャンスがあった。僕や家族にとって大きな意味がある試合。忘れられない」

―グリーン脇で家族に迎えられた。1997年は父のアールさん(2006年に他界)と抱き合ったが?
「父は97年当時、心臓の合併症を抱えていて、本当はここに来るべき状態ではなかった。でも彼は飛行機で来て、水曜日の夜にパットを教えてくれた。父はもういないが、今度は母が22年後に来てくれた。そして勝つことができた。(長女)サムと(長男)チャーリーは昨年、バックナインで(一時的に)リードしていた『全英オープン』に来たけれど、僕は負けてしまった。彼らの前で同じことは二度としたくなかった(笑)。パパがメジャーを勝つところを見せたかった。ふたりの忘れられないものになったらいい」

―復活を疑うことはあったか?
「数年前は真剣に疑った。歩くことも座ることもできない。横になることも、何もできなかった。幸運にも腰の手術によって普通に生活できるようになった。それからもう一度クラブを握って、スイングできると分かったんだ。ピースがひとつに重なって、まだできると思えた。昔の肉体とはもう違うけれど、まだ技術はある。これまで14回のメジャー優勝は単独首位か、首位タイで最終日をスタートしたけれど、こうやって逆転で勝ったことは、その中でも最大の勝利のひとつだと思う」

―後半に単独首位に立って焦りは?
「いや、昨年の全英オープンで首位に立ったから、不安はなかった。2つ前のメジャー大会だしね。もしも、2005年からずっと首位にいない状態だったら、きょうはまた違ったかもしれないが、去年の7月に同じ状況があったからね。『(去年も)このポジションにいた』と自分に言い聞かせていた。淡々と、小さなことを正しく積み重ねていこうと。ミスショットをしても正しいスポットに外すこと、風が吹いてもしっかりやるべきことをやろうとした」

―この試合で勝って確信したことは?
「メジャーに今でも勝てるということだね(笑)。イーストレイクでの優勝(昨年9月『ツアー選手権』での5年ぶりのツアー優勝)で自信が大きくなった。昨年は何度も惜しいところまで行ったけれど、勝てない試合が続いたから。それまでタンパ(2位で終えたバルスパー選手権)も、全英(6位)も、全米プロ(2位)も惜しかったけど勝てなかった。イーストレイクの勝利は、ロリー(マキロイ)や(ジャスティン)ローズをはじめとしたトップ30の中で勝てたという意味で、大きなステップになった。オーガスタに向けて心と体のピークを持っていこうと思えたんだ」

―世の中には人生や肉体的な問題で苦しんでいる人々がいる。メッセージは?
「決してあきらめてはいけない。それしかないんだ。常に戦うこと。あきらめたら、道はひらけない。確かに競争に勝って、僕は今ここにいる。けれど、競争は僕をここから引きずり下ろすものでもある。ゴルフキャリアにおいても、人生においても、僕は仕事をまっとうするための良い考え方を持っていたけれど、それを変えなければいけなかった。(昔とは)違う考えを持って取り組んでいる。(方法はどうあれ)とにかく、戦うことにフォーカスする。毎朝目覚めて、いつも挑戦が目の前にはある。戦い続ければ、乗り越えられる」


「戦い続ければ、乗り越えられる」/ウッズ優勝会見



「戦い続ければ、乗り越えられる」まさに名言ですね!

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