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外野の騒音に皮肉も…大坂は急成長に心ついていかず【換金くん札幌本店ブログ】

<テニス:ドバイ選手権>◇19日(日本時間20日)◇UAE・ドバイ◇女子シングルス2回戦

世界ランキング1位の大坂なおみ(21=日清食品)が、新女王として史上最悪の敗戦を味わった。1月の全豪オープンを制し、アジア勢初の世界1位となって迎えた初戦で、同67位のクリスティナ・ムラデノビッチ(フランス)に3-6、3-6のまさかのストレート負け。75年に現行の世界ランキング方式が始まって以来、世界1位として迎えた初戦で敗れたのは、大坂が初めてという屈辱的な敗退だった。4大大会2大会連続優勝を後押ししたバイン氏とコーチ契約を解消して初めての試合でもあった。次戦は3月6日開幕で昨年優勝のBNPパリバオープン(米インディアンウエルズ)に出場予定。

センターコートの観客から、何度も新女王を励ます「オオサカ」コールが起きた。大坂がポイントを奪う度に、拍手と歓声で後押しした。その声援も心には届かなかったのか。マッチポイントではむなしく、球を見送った。「あまりにもひどすぎた」。心の叫びだった。

最大の武器、第1サーブが45%しか入らず、課題の第2サーブを狙われ、27本中わずか5本しか得点につなげられなかった。7度もサービスゲームを失い「(サーブは)悲惨すぎた。こんなに落としたのは人生で初めて」と笑うしかなかった。

バイン氏とコーチ契約を終了して初めて迎えた今大会は、日本テニス協会の吉川真司女子代表コーチが代役を務めた。しかし、個人専属コーチの不在よりも、それについての外野の騒音が耳障りだった。「それが、この結果。今、テニス界で最大のニュースだものね」と皮肉った。

昨年のこの大会初戦で、同じ相手にストレート勝ちを収めた。当時は世界48位。それが、わずか1年で4大大会2度の優勝に世界1位まで上り詰めた。あまりの急成長に心がついていかない。「スター扱いされるのはたまらない。今の立ち位置が分からない。昨年は、注目されずに気持ちよかった」。そう言うと、思わず涙が浮かんだ。

次戦のBNPパリバオープンは昨年、自身が初めてツアー優勝を遂げた思い出の大会だが、また早期敗退なら世界1位の座も揺らぐことになる。悪夢の敗戦にも「勝ったときよりも負けたときの方が学ぶことは多い。私はまだ若い。何が起きても前向きでいたい」、と前を向く。必死に自分を奮い立たせることで、女王という重荷に耐えた。


外野の騒音に皮肉も…大坂は急成長に心ついていかず



世界ランク1位はまぐれだったんでしょうか。。。

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