<拳銃落下>拾った男性「引き金に指かけた」 実弾発射なし【換金くん札幌本店ブログ】
安倍晋三首相を警護していた県警機動隊の男性巡査が実弾入りの拳銃を誤って落とした問題で、散歩中に拳銃を拾った現場近くに住む自営業の男性(78)は取材に「おもちゃだと思い、引き金に指をかけた」と証言した。実弾は発射されずに済んだが、「危ないところだった。警察は管理がずさんだ」と訴えた。
男性は夜の散歩が日課で、14日も普段通り午後8時前に自宅を出たところ、車道と歩道を隔てる側溝のふたの上に拳銃が落ちているのを見つけた。手にするとずっしりとした重さを感じたが、「精巧なおもちゃだと思った」。何気なくポケットに入れ、1時間ほど散歩を続けた。
午後9時前、自宅に戻って拳銃を室内に置き、自宅前の街路樹に水やりなどをした前後に、複数の警察官やパトカーに気づいた。「もしかして拳銃を捜しているのかも」と思い、再び拳銃を持って最寄りの交番に向かった。不在だったため、付近にいた警察官に「これですか」と差し出すと、「あ!これや」と驚かれたという。県警には「不審者にでも拾われていたら、えらいことや」と伝えた。
拳銃の安全装置は外れていなかったが、男性は届け出るまでの間、拳銃のグリップを握ったり、試しに引き金に指をかけたりしたという。「誤って発射していたらと思うと恐ろしい。県警が拳銃を捜していると近所に知らせなかったのも問題だ」と話した。【黒川晋史】
まさか本物とは思わないですよね。