小田原市で高波、現場に遭遇した男性が証言【換金くん札幌本店ブログ】
台風12号の影響による高波の被害も各地で相次ぎました。神奈川県小田原市では、海沿いの国道に15台の車が取り残されましたが、危機一髪で難を逃れた男性が当時の状況を証言しました。
前面が大きくへこんだまま止まっていた救急車。すぐそばには、こちらも大破したパトカー。神奈川県小田原市の海岸沿いを走る国道で、28日夜、台風12号の影響による高波により15台の車が取り残されました。
救急隊員や警察官も含むおよそ30人が高台などに避難して人命への被害はありませんでしたが、現場に遭遇した男性は「まさに危機一髪の状況だった」と話しました。
「死ぬんだろうなって思った。それ以外ない。車が簡単に浮いちゃうくらいの波の力だった」(現場にいた男性)
警察や消防などによりますと、この現場では、まず急病人の搬送中だった救急車が大きな高波を受け、立ち往生しました。そこにパトカーが通りがかり停車。後続車も次々と止まりました。パトカーの警察官が後続車をUターンさせようとしましたが、波はさらに大きくなったといいます。
「Uターンして、車の頭を振った途端に波が来ちゃって、波で車が浮いたのが分かった。海側のガードレールに運転席が向くような形でぶつかって、運転席が下に向くような形で傾いて」(現場にいた男性)
男性はとっさの判断で、車から降りたと話します。
「(車から)出た後にも2、3度波にのまれて。とりあえず崖の方に走ってフェンスにつかまって30分くらい波に耐えていた」(現場にいた男性)男性は何とか高台にたどり着きましたが・・・。
「これから病院に行くんです。肩が上がらないので」(現場にいた男性)最後まで避難誘導にあたった警察官2人は、一時、波に飲まれたものの軽傷。救急車で運ばれていた71歳の男性は、ストレッチャーで高台に運ばれ無事だったということです。(29日16:50)
こんなに台風来るってわかってたのに通行止めになってなかったんですね。