100体限定の少女人形買い占め 男性の目的は?【換金くん札幌本店ブログ】
京都の高島屋で100体限定で販売された女の子の人形が、1人の男性客に買い占められていたことが分かった。総額約1200万円。どんな目的があったのか。
可愛らしい人形。有名画家の絵を再現し、価格は12万円を超す。京都高島屋が100体の限定販売を始め、即日完売した。
問題は、買った人物。50人が1人2体ずつを買ったのだが、その際、全員のお金を1人が払ったというのだ。
開店前から列をつくった200人のうち人形2体分の整理券を受け取ったのは50人でした。その先頭に並んでいた男性が全員分の支払いを行ったという。行列は200人。50人が整理券を受け取り、先頭の男性は普通にお金を払ったという。問題はこの後。次の人が手続きに入ると、「この人の分も払います」などと申し出て、結局、50人全員の代金を払ったというのだ。これは、何を意味するのか。
目的は分からないが、インターネットには「団体で買占め、あり得ない」「みんな遠くから来ていたのに」「転売集団ひどい」というような書き込みが。転売目的で商品を買い占める行為。大型量販店のオープニングセールや人気美術館のチケット、寝台特急チケットなどさまざまな分野で疑惑が浮上している。
今回、京都高島屋で売られた人形もすでにインターネットに出品されていた。価格は9680元。日本円に換算すると約16万円。取引が成立すれば3割以上もうかることになる。
こうした行為を防ぐ手立てはないのか。専門家は…。
骨董通り法律事務所・福井健策弁護士:「今回はデパートからすれば、そんなふうに買い占められたら真面目に並んだ人がバカをみるし、なんだあそこの商品は…という話にもなる。業務を妨害されているとも言える。よって刑法上の業務妨害罪の成立も十分ありうるだろうと思う」
さらに、詐欺容疑などの可能性もあるというが、実際には販売側の毅然とした対応が重要だという。
骨董通り法律事務所・福井健策弁護士:「今回、購入時にかなり怪しい状況があったようにも聞いていますので、もし本当に転売の目的の人が来たと、一人2個の制限を実質超える人が来た、『あなた、おかしくないですか』と制止するのも現場では大事」
今回のトラブルについて高島屋は、「買えなかったお客様には残念な思いをさせてしまい申し訳ない」とコメント。東京・日本橋でも5月に同じように販売を予定していて、何らかの対策をするとしている。
明らかに転売、、、抽選にしたほうがよさそうですよね。