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もっと声だせ!鬼の宮本ヘッド、ヤクルト再建へいきなりダメ出し連発【換金くん札幌本店ブログ】

“ヤクルト春季キャンプ(1日、沖縄・浦添)球春到来! プロ野球が1日、キャンプインした。ヤクルトは沖縄・浦添キャンプで初日から約10時間の猛練習を行った。宮本慎也ヘッドコーチ(47)が「鬼」となり、昨季球団ワーストの96敗を喫したチームに地獄のメニューを課した。セ・リーグ最下位からのチーム再建へ、チームを取り巻く雰囲気が変わりつつある。

 最後の選手が球場を後にした際、時計の針は午後8時35分をさしていた。午前10時に始まった練習は約10時間半。気温19度も、時折、雨が降る中、鬼の形相で声を張り上げた宮本ヘッドコーチは、厳しい言葉を並べた。

 「やらないとしようがない。よそもやっているわけですから、それ以上やっても追いつけるかは分からない。少なくとも12球団一の練習をしないと。自分たちはそう思っていても、12球団一かは分からない。やれるだけのことをやらないと」

 地獄の春季キャンプが幕を開けた。午前中には12分間走、初日では異例の、報道陣をシャットアウトしてのバントシフト、シートノックなどを行い、選手が昼食にありつけたのは午後2時過ぎ。ランチ特打後のフリー打撃では3選手を6組に分け、(1)フリー(2)ティー(3)バント(4)ロングティー(5)走塁(6)強化トレーニング-を各20分間と休む間なく動かし続けた。

 原点は評論家時代にある。「待っている時間がなければ、量も変わってくる。強いところはしっかり練習していた。セ・リーグでは広島、阪神。3年前に混戦だったのがこれだけ差がついた。練習量だけではないかもしれないが、答えとして出ている」。ともすれば時代の流れに逆行するように見えるが、猛練習が唯一の道だと信じている。

 選手のプロ意識にも苦言を呈した。昨秋から体力面の強化を各選手に課してきた。軒並み増量して沖縄入りしたが「はっきり言わせてもらったのは、体的に正直不満だと。もっともっと大きく、強くしないといけない。継続してやっていこうと話した」という。

 シートノックでは自ら「譲り合っているんじゃないぞ」などと現役時代さながらに大声を出す場面があった。「(声は)もっと出るはず。途切れさせずにみんなが声を出すのが大事」「もっと緊張感を持ってやらないと。公式戦に入ればもっと緊張する。自分らで緊張感を高めてとなってほしい」と要求は厳しい。

 鬼軍曹の存在で、選手の中でも変化が生まれている。練習を終えた山田哲は「8年目で一番、練習量も多く、質も高い。きょう一日、意識高く臨めた」と充実感をにじませた。

 球団ワースト96敗からの再建の道のりは険しいが、嫌われ役は慣れている。宮本ヘッドに迷いはない。「ヤクルトを強くしたいという強い気持ちだけでやってきた。何とか勝てるように、プロ意識の高い選手が一人でも多くできるように指導したい」。浦添の地で何かが起き始めている。”


もっと声だせ!鬼の宮本ヘッド、ヤクルト再建へいきなりダメ出し連発



宮本ヘッドコーチの手腕にかかってます!

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