紙巻きたばこ販売激減 前年度比90%割れ 加熱式人気【換金くん札幌本店ブログ】
“平成29年度の紙巻きたばこの国内販売数量が28年度比で90%を割り込む大幅減となり、平成に入り最大の下げ幅を記録する見通しとなったことが8日、分かった。喫煙者の需要が急速に「加熱式たばこ」へと移っているためだ。たばこ葉の使用量が少ない加熱式は課税額が低く、国は税収の確保へ向け段階的な増税を決めている。
日本たばこ協会によると、紙巻きたばこの販売数量は8年度の3483億本をピークに右肩下がりへ転じ、28年度は1680億本と半分以下まで減少。それでも、下げ幅が前年度比10%を超えたのは、たばこ税の大幅引き上げがあった22年度(10・1%減)のみだ。
一方、今年度は4~11月累計で12%のマイナス。国内たばこ市場に占める加熱式のシェアは昨年末時点で2割弱に達したとみられ、各社が加熱式の販売エリアを広げていることから、紙巻きの需要がさらに落ち込むのは確実だ。
燃焼による煙やタールが出ない加熱式たばこは、米フィリップ・モリス・インターナショナルが26年に発売した「アイコス」で人気に火が付き、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコの「グロー」も昨年10月に販売エリアを全国拡大した。遅れている日本たばこ産業(JT)も今月、「プルーム・テック」の東京都内での取り扱い先を7千店舗に広げ、6月末までに全国展開する。
ただ、たばこの販売数量は加熱式を含んでも減少傾向にあるとみられ、JTによると、昨年の成人喫煙率は前年比1・1ポイント減の18・2%で、30年前と比べ半減している。”
紙巻きたばこ販売激減 前年度比90%割れ 加熱式人気
紙巻たばこはまだまだ激減すると思います。