貴乃花親方が慣例無視、休場貴ノ岩の診断書提出されず厳戒冬巡業スタート【換金くん清田区北野店ブログ】

“　大相撲冬巡業（３日、長崎・大村市体育文化センター）引退した元横綱日馬富士（３３）の暴行問題を受けて、日本相撲協会の理事会で貴乃花巡業部長（元横綱、４５）を同問題に対応することを理由に担当から外した冬巡業が始まった。巡業部長が行う初日恒例の「訓示」は代役の春日野広報部長（元関脇栃乃和歌、５５）が行い、関取衆らに改めて自覚ある行動を求めた。一方、暴行を受けた幕内貴ノ岩（２７）は巡業を休んだが、この日の時点で巡業部への診断書提出は確認されなかった。

　朝稽古が始まる前に関取衆に招集がかかり、数分間の「訓示」が行われた。暴行が起きた１０月の秋巡業中の鳥取市内の宴席に同席していた白鵬、鶴竜両横綱らを前に、この巡業の責任者となった春日野広報部長は「力士として責任ある行動、振る舞いをしてほしい」と呼び掛けた。不測の事態に陥った場合は「すぐに親方衆へ報告してほしい」と念を押した。

　また、巡業部として「別行動は一切認めません」とする異例の張り紙もなされた。次の巡業先への移動の際は、負傷などの特別の事情がない限り別行動を禁止。飲食などの外出を禁じているわけではなく、門限も特に設けてはいないが、春日野広報部長はすでに「常識の範囲で」と注意喚起している。

　日馬富士の暴行事件が影を落とす中、始まった冬巡業。不穏な問題が１つ、残っている。暴行を受けた貴ノ岩の休場だ。

　この冬巡業の関取の休場者は１３人。うち１２人は休場に必要な診断書を巡業部に提出しているが、貴ノ岩だけがこの日の時点で提出を確認されなかった。巡業の休場も本場所同様、診断書が必要で、通常は来年１月の初場所（東京・両国国技館）の番付編成会議（１１月２９日）に提出。それが不可能だった場合は、巡業初日までが慣例的な期限とされている。

　そのリミットは超過した形。協会側の貴ノ岩に対する事情聴取を拒み続け、先月３０日に開かれた理事会で協会執行部との対立関係も改めて浮き彫りとなった師匠の貴乃花親方の“意向”が働いている可能性もある。貴乃花親方は冬巡業の担当からは外れて同行していないとはいえ、巡業部長の肩書は残っている。その立場で巡業の慣例を無視し続けるとなれば、再び内部から批判の声が噴出することが予想される。

　玉ノ井巡業部副部長（元大関栃東、４１）は「状況が状況なので、どうなっているかは分からない」として、「（貴乃花親方に）連絡してみる」と確認作業に入る方針を明らかにした。所在不明の貴ノ岩、貴乃花親方ともこの日、表だった動きはなかった。

　春日野広報部長は興行の途中、土俵上で「相撲協会一同、一丸となって（暴力の）防止に努め精いっぱいの土俵をお見せします」とあいさつ。会場にはほぼ満員の約４０００人が来場。パンフレットやポスターには引退した日馬富士の写真が掲載されたままだった。

　貴ノ岩の診断書は４日にも提出されるのか、それとも…。「一丸」となるには、不在の貴乃花親方が鍵を握っている。

★罰則の規定なし

　巡業を休場するには医師による診断書が必要となる。巡業初日までの提出が求められているが、あくまでも慣例的なもので厳格な規則として定められているものではなく、罰則なども規定されていない。貴ノ岩の診断書は、暴行直後に受診して鳥取県警に被害届とともに提出されたものと、その後に入院した福岡市内の病院で作成されて九州場所休場のため協会に提出されたものの２通がある。

日馬富士の暴行事件

　秋巡業中の１０月２６日未明に鳥取市内で開かれた酒席で、白鵬が貴ノ岩と照ノ富士に高校の恩を忘れないよう説諭していた際、貴ノ岩がスマートフォンをいじるなどしたため日馬富士が激高し顔面を殴打。貴ノ岩が“にらみ返した”ため、平手で多数回、カラオケのリモコンで頭を数回殴ったという。シャンパンのボトルをつかんで振り上げたが手から滑り、ボトルでは殴らなかった。白鵬が止めに入り、日馬富士の暴行は止まった。酒席には他に鶴竜や、同市出身の日本人力士の石浦、地元の鳥取城北高校の関係者ら約１０人が参加していた。（協会の危機管理委員会調べより）

サンケイスポーツ”

貴乃花親方が慣例無視、休場貴ノ岩の診断書提出されず厳戒冬巡業スタート



なんで被害者と被害者の部屋の親方が悪者みたいな扱いなんですかねｗｗｗ