「路上で挙げるなんて」公道で“結婚式” 商店街で100人が祝福 国家戦略特区を活用 北九州【換金くん札幌本店ブログ】
北九州市小倉北区魚町の魚町サンロード商店街の路上(公道)で5日、1組のカップルの結婚式が開かれた。国家戦略特区によりカフェなどの出店が許されている所だが、式場としての利用は初めて。地元の商店街協同組合や鳥町4丁目町内会が「路上結婚式」を企画した。新郎新婦は「楽しくて、記憶に残る式になった」と喜んだ。
「幸せになれよ」。友人や親族ら100人が見守る中、仏前結婚式を挙げた着物姿の太田千宏さん(43)、淑恵さん(47)夫婦=同区=に通行人からも声が飛び、商店街の路上に祝福ムードが広がった。
ここでは昨年から国家戦略特区の制度を活用し、オープンカフェ「夜市」や、ダンスイベントなどが開かれている。今春、婚姻届を出した太田さん夫婦が町内会の幹部に「披露宴の2次会を『夜市』で行いたい」とお願いしたところ、幹部が「どうせなら結婚式もやりなさい」と打診。路上結婚式が決まったという。
式には商店街が全面的に協力。赤いカーペットや音響セットなどを用意し、通り周辺の店舗も2次会用のスペースを提供したり、従業員がドレスアップしたりして盛り上げた。
式後、太田さん夫婦は「路上で式を挙げるなんて思いもしなかったが楽しかった。友人からも好評だった」と笑顔。魚町サンロード商店街協同組合の梯(かけはし)輝元理事長は「今後も面白いイベントに取り組み、街ににぎわいをつくっていきたい」と話した。
「路上で挙げるなんて」公道で“結婚式” 商店街で100人が祝福 国家戦略特区を活用 北九州
最近はいろんな形の結婚式が増えて楽しそうですね。