<堺市の中学校>グラウンドの一部突然陥没 生徒ら3人転落【換金くん札幌本店ブログ】
13日午前10時20分ごろ、堺市中区平井の市立平井中学校(石川寛校長)で、グラウンドの一部が突然陥没し、体育の授業中だった2年の女子生徒2人と女性講師(23)が次々転落した。講師は自力ではい上がり、生徒2人も間もなく助け出され脚に打撲や擦り傷の軽傷。講師にけがはなかった。市教委が陥没の原因を調べている。
平井中から報告を受けた市教委は消防や大阪府警に通報していなかった。市教委は「忘れていた」としている。市教委や同中によると、陥没でできた穴は縦2.4メートル、横0.8メートル、最深5.4メートルで、一時、地上から深さ約2メートルまで水がたまった。女子生徒35人がハンドボールの練習をしていたところ、グラウンド中央付近が突然陥没。13歳の生徒が転落し、助けようとした14歳の生徒の足元も崩れ、さらに助けようとした講師も落ちた。講師が1人を引き上げ、別の生徒が残る1人を引き上げた。生徒2人は保健室で手当てを受けてから授業を続け、放課後に病院で受診した。
市教委は穴の周りをフェンスで囲い、グラウンド全面を使用禁止にした。同日夜に穴の水を抜いたところ複数の木片が見つかった。かつて水田だったといい、井戸などがあった可能性があるという。
女子生徒と同じクラスの男子生徒によると、陥没直後、大勢の教諭らが駆け付けるなど騒然となった。校庭への立ち入りを禁じる放送も繰り返し流された。男子生徒は「女子生徒は『怖かった』と不安そうに話していた。部活動で使うので怖い」と驚いていた。中学1年の長男が同中に通う会社経営の男性(58)は「安全確認と調査をしっかりしてほしい」と注文を付けた。
石井雅彦教育長は「けがをした生徒におわびする。原因究明に努め対応に万全を期す」とコメントした。【山下貴史、藤河匠】
グランドで陥没って怖すぎですね。