私大「学部の切り売り」許可に「早稲田医学部」待望論【換金くん札幌本店ブログ】

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“11月8日、「読売オンライン」は文部科学省が私立大学の学部を別の大学に譲渡できる仕組みを導入する意向であると報じた。ネットでは、「早稲田医学部」の名が出るなど様々な声が上がっている。

記事によると、現時点では学校教育法に学校法人が大学全体を譲渡できる規定はあるが、学部の譲渡は明記されておらず、現在は認められていない。学部の譲渡ができるようになれば、経営が行き詰まった大学が学部を他大学に売却したり、経営効率化のために不人気学部を切り離したりといったことが可能になる。大学再編を促す狙いがあるとみられており、具体的な制度化に向けて、文科省は2019年度にも同法改正などの関係法令の整備を目指すという。

Twitterでは、

“これすごい発想だなぁ。切り売りされる学生と教員はどんな風に思うのだろう。”
“「学部」の切り売りって言ってるけど、学部新設や定員増が認められなくなってるから実際は定員を買う（って学生集めしやすいように模様替えする）ってことかな。”

とその発想に感心する声が上がっている。さらに、

“学部も売り買いの対象になった。これでは「大学のアイデンティティ」もへったくれも無い。売れるとすれば医学部・獣医学部か。”
“誰が他大学の不人気学部を買うんだ……みんなが欲しいのは医科歯科くらいでは……”

とターゲットになるのは医療系学部くらいではないか、との指摘も出ており、

“早稲田が医学部持つチャンス広がる？”
“早稲田あたりは経営が上手くいっていない医学部を買いたいんじゃないかなあ。”
“さあみんなで早稲田がどこから医学部を買おうとするか予想しよう！”

と早稲田大学が、医学部買収に乗り出すのではと予想する声もあった。

早稲田大学をめぐっては、ライバルである慶應大学には医学部と薬学部があるものの、早稲田大学にはなく、総合大学の実現に向けて幾度も医学部新設構想が持ち上がってきたとされるが、設置は実現せず、現状は医学系領域の研究にとどまっている。

その一例としては、健康や生命といった医学関連の科目を学ぶ人間科学部の設置、東京女子医科大学とともに医工融合研究教育拠点である東京女子医科大学・早稲田大学連携先端生命医科学研究教育施設を開設したことなどが挙げられるだろう。また、先進理工学部生命医科学科では医学研究に力を入れている。2011年には茨城県から早稲田大学に医学部新設の誘致打診があったと各メディアに報じられ話題となった。

そんな大学の姿勢に業を煮やしたのか2016年には、医学部未設置にもかかわらず、早稲田大学を卒業後に別の大学で学び直し、医療関係者となった者などを対象とした「稲門医師会」が設立されるという事態にまで発展している。

早稲田大学のような人気大学が、経営がうまくいかない大学の学部を買収することで、よりその地位を確固たるものとし、大学の再編が進んでいくのだろうか。学問の府は岐路に立たされているといえそうだ。
（山中一生）

■関連リンク
私大に「学部の切り売り」認める…大学再編促す‐YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171108-OYT1T50063.html
早稲田大学
https://www.waseda.jp/top/”

在学途中でそんなことになったらどういう扱いになっちゃうんでしょうかねｗｗｗ

私大「学部の切り売り」許可に「早稲田医学部」待望論



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