【巨人】打ってくれ阿部！１１戦打点なし…４連敗で初借金【換金くん琴似店ブログ】

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◆巨人２―３広島＝延長１０回＝（２８日・東京ドーム）

　巨人は広島に逆転で３タテを食らい、今季初めて借金を背負った。同点の延長１０回にカミネロが代打・西川に決勝二塁打を浴び、今季２度目の４連敗。マギーを第８７代４番に据え、不振の阿部を５番に置く新打線で臨むも２点止まり。このカード７連敗は、最下位に沈んだ長嶋第１次政権の７５年以来、４２年ぶりの屈辱となった。５連勝の広島が首位。３０日には敵地での楽天戦で交流戦がスタートするが、阿部、坂本勇ら中軸の復活なくして、浮上はない。責任を一身に受け止めていた。元気なく帰路に向かう阿部は、「何とかしないといけない場面だった。あそこでしっかり追加点が取れていれば…。田口が頑張っていたのに申し訳ない」と言葉を絞り出した。２点リードの６回無死二、三塁で空振り三振。後続も倒れ、無得点に終わった。取るべきところで取れず、流れは変わった。

　１６日のヤクルト戦（東京Ｄ）を最後に、１１試合で打点がない。この日は、スタメンの試合では開幕して初めて４番を外れた。だが、そんな男にチャンスは回ってくる。その６回。坂本勇の四球から第８７代４番・マギーの左翼線二塁打で作った絶好機だったが外野フライすら打てなかった。直後の７回にエルドレッドに同点２ランを浴びた。由伸監督も「ここぞってときに打ってくれないと勝てない」と指摘し「開幕からずっと調子が良くて、３、４、５番に頼ってきたからね。そこが調子悪いので、なかなかね…」とはき出した。１番にも脇谷を初めて置いたが、改造打線は６安打で２点と低調だった。

　正直、慎之助がこのままの状態では、交流戦で浮上する兆しは見えてこない。４月には３割後半を記録していた打率は今、２割５分２厘まで急降下した。４月下旬に、下半身の張りを発症したことで打撃のバランスが狂ったことが大きな要因だ。右足の上げ方を日ごとに変えて試行錯誤。「俺ら３、４、５番が打たないと今は苦しい」。試合前のルーチンであるベンチ裏での打撃練習では、思うように打てずに大声を出していら立ちを見せたこともあった。

　もう一人の軸である坂本勇もまた、調子を落としている。打率は３割２分２厘も「突っ込んでしまっているし、上と下のバランスが合っていない」と自己分析。広島に４２年ぶりの７連敗で、１勝１０敗という屈辱。１１試合本塁打なしも、２リーグ制後ワーストとなった。

　今季初の借金。昨年も交流戦前は２３勝２４敗（３分け）で、くしくも同様の星取となった。交流戦ではいきなりパ首位の楽天戦だ。「相手も少し変わるので、気持ちを切り替えてとは思うけど…」と指揮官の歯切れも悪かった。

　試合後、主将が覚悟を示した。「全員で交流戦優勝を目標にしたい。交流戦で流れは変わるし、勝ちきれなければ先はない」。首位との差は今季最大タイの５・５。交流戦では辻に代わり、山本が昇格。新しい血も入れるが、阿部と坂本勇が打たなければ、勝てない。厳しい現実を、何とか２人で引っ張ってもらうしかない。（水井　基博）

とうとう借金ですか・・・。　阿部だけの責任じゃないと思う。
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