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ロッテのチーム打率が衝撃の1割台。戦後最低をひた走る歴史的な貧打線。【換金くん琴似店ブログ】

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ゴールデンウィークが終わった。各地の球場は満員のお客で揺れていたが、記憶マニアの胸もちょっとざわついている。

 千葉ロッテマリーンズが、チーム打率1割台のまま、30試合を経過したのだ。

 <パ・リーグ6球団のチーム打率(5月7日終了時点)>

 楽天 打率.274 27試合 923打数 253安打 
ソフトバンク 打率.265 32試合 1053打数 279安打 
オリックス 打率.262 29試合 953打数 250安打 
西武 打率.248 29試合 983打数 244安打 
日本ハム 打率.231 31試合 1004打数 232安打 
ロッテ 打率.185 30試合 937打数 173安打 

 リーグ打率は.244、昨年が.259だから、やや投高打低にはなっているが、ここまで極端に低くなるほどではない。
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角中が負傷離脱、助っ人は期待外れ、鈴木も急落……。

 昨年、ロッテはリーグ打率とほぼ同じ.256だった。選手が大幅に入れ替わったわけではないから、今年の異様さがわかる。首位の楽天とは9分近い大差になっている。

 個々の選手を見ると、キャプテン就任4年目の鈴木大地はずっと3割をキープしていたが、ここへきて打率が急落して.286、規定打席に達しているのは他に井上晴哉(.220)がいるのみ。

 昨年首位打者の角中勝也は故障で離脱(.182)。外国人のダフィーは.197、パラデスは.130、大嶺翔太は.151、3割を打ったこともある清田育宏も.138という信じられない数字だ。

 得点も断トツ最下位の77、1位ソフトバンクとは61点もの差が付いた。
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エース涌井は6試合投げて援護点がわずか11。

 当然ながら、投手への援護も貧弱だ。

 エース、涌井秀章は防御率2.66だが1勝3敗。6試合で13失点だが、援護点はそれを下回る11点。

 唐川侑己は防御率4.71で1勝5敗、6試合で21失点に対して援護点はわずかに8。

 働けど働けど、猶わがマウンド楽にならざり ぢっと手を見たくなるような成績だ。

 これだけ打線が弱くて勝てるわけもなく、8勝21敗1分け、前年の覇者・日本ハムが低迷していたため、しばらく5位だったがついに抜かれて最下位に。首位楽天とは13ゲームの大差がついた。
戦後で見てもワースト5はすべて’50~’60年代の記録。

 チーム打率1割台は、今の野球ではありえない低打率だ。戦前は物資が不足し、ボールも粗悪だったのでチーム打率が2割を切るケースも珍しくなかった。しかし、1944年の産業軍(中日ドラゴンズの前身)の.184を最後に途絶えている。

 1944年と言えば終戦の前年、この年を最後にプロ野球が中断するという切迫したシーズンだった。

 千葉ロッテのチーム打率が1割台で終わるとすれば、1944年以来実に73年ぶりの大記録と言うことになる。なお、戦後のチーム打率ワースト5傑は以下の通りだ。

 1.1962年 国鉄スワローズ .201
2.1956年 大洋ホエールズ .2076
3.1955年 大洋ホエールズ .2087
4.1956年 広島カープ .213
5.1957年 大映ユニオンズ .2134

 5つとも、50年以上前の昭和中期の記録だ。ちなみに最低打率となった1962年国鉄の監督は、立教大時代の長嶋茂雄の恩師だった砂押邦信。大エース金田正一は22勝を挙げたが黒星も17を重ねた。それを踏まえればロッテの低打率は、今どきの記録ではないことがこれでもわかる。
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ロッテはこのまま“大記録”を更新してしまうのか?

 果たしてロッテはこのまま“大記録”を更新してしまうのか? チーム打率1割台のまま終わってしまうのか? 

 その可能性はほとんどないだろう。

 1990年代末、アメリカのセイバーメトリクスの研究者、ボロス・マクラッケンは様々なデータをいじっているうちに、ある法則に気が付いた。それは「本塁打を除くグラウンド内に飛んだ打球が安打になる割合は、投手や野手の能力にかかわりなく、だいたい3割になる」ということだ。つまり、本塁打以外の安打は「実力」ではなく「確率」の産物だというのだ。

 「そんなバカなことがあるか!」と多くの研究者が反論を試みたが、いまだにマクラッケンの説は論破されていない。足の速さや打球の速さなどの優劣によって、打率に差はつくが、トータルでは大差がつかないというのだ。

「本塁打を除く打球が安打になる率」を調べると……。

 この説、マイケル・ルイスのベストセラーノンフィクション、「マネー・ボール」で紹介されて有名になった。「本塁打を除く打球が安打になる率」をBABIP(Batting Average on Balls In Play )という数値で、打率3割よりも高い場合も低い場合も、そのまま試合を続けていれば、BABIPは3割に近づいてくるというのだ。

 試しに2017年のパ6球団の打率とBABIPを並べてみよう。

 楽天 打率.274 BABIP .306
ソフトバンク 打率.265 BABIP .302
オリックス 打率.262 BABIP .301
西武 打率.248 BABIP .283
日本ハム 打率.231 BABIP .275
ロッテ 打率.185 BABIP .231

 ロッテのBABIPが極端に低いことがわかる。マクラッケンの法則にしたがえば、ロッテの打率はこれから上がっていくと思われる。
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統一球導入の’12年、月間1割台をマークしたのは?

 実は、21世紀以降、月間チーム打率(試合数が少ない10月をのぞく)が1割台だった例はもう1つある。2012年の横浜DeNAベイスターズの3、4月(707打数136安打 打率.192)だ。

 この年は統一球導入の2年目で、前年に続いて投高打低にふれた年だったが、DeNAのチーム打率はその中でも極端に悪かった。

 しかし5月以降のチーム打率は.241(3933打数947安打)、最終的にはリーグ最下位だったものの、打率.233まで持ち直している。そういう意味では、ロッテの貧打はそれほど心配する必要はない。間違いなく上がっていくだろう。

 しかし、2012年のDeNAのリーグ順位は6位。相対的に打線が弱いチームが、今後勝ち星を積み重ねる可能性もそれほど高くないのだ。

 千葉ロッテは昨年、サブローが引退。福浦和也、井口資仁などのベテランが衰え、チームリーダーだった今江敏晃(現:年晶)も楽天に移籍、世代交代の時期にある。リーダー不在のエアポケットに入ったような状態と言える。早くその空白を埋めないと、シーズンが終わってしまう。元気のいい打者が出てこないといけないのだ。

 それでも「運」は、ロッテ打線に転がるはずだ。今後のリベンジに期待しよう。
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(「酒の肴に野球の記録」広尾晃 = 文)

ひどいですね・・・。打率が1割台とか・・・。 今後悔しさをバネに爆発しそうですね!!!
ロッテのチーム打率が衝撃の1割台。戦後最低をひた走る歴史的な貧打線。
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