“どやっ”阪神・糸井、V弾で虎救った!凄すぎ開幕5戦連続打点【換金くん清田区北野店ブログ】
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(セ・リーグ、阪神4-1ヤクルト、2回戦、1勝1敗、5日、京セラ)これぞ超人弾や! 阪神・糸井嘉男外野手(35)が、5日のヤクルト戦(京セラ)で3戦連発となる3号3ランでホーム初勝利を決めた。開幕から5戦連続打点をマーク。前日には乱闘があり、この日はバント失敗が続いたが、特大の一発でチームの嫌なムードを吹き飛ばし、連敗を3で止めた。一瞬、時間が止まった。バットを放り投げたまま、糸井が動かない。どこまでも力強く伸びていく放物線を見つめた。右翼5階席に消える特大弾に、右手で天をさし、「どやっ!」といわんばかり。これぞ千両役者。だから超人だ。
「3連敗していたので、絶対に負けられない気持ちでいっていました。自分で(試合を)決めることができてよかったです」
窮地を救った。開幕から投壊が続き、前日4日には乱闘も起きた。打線も2戦連続1点止まりで3連敗。この日も試合前から重い空気が漂っていた。さらに六回には原口が、七回にも代打・俊介がスリーバントを失敗。その直後の二死一、二塁のチャンスを逃さない。ルーキの153キロを迷いなく振り抜いた。3戦連発となる特大3号3ランで、嫌なムードを断ち切った。
「手応えは完璧でした。ここしかないと思ってました」
チーム一丸でとらえた好機。俺が打つ-。勝利への執念をバットにのせた。4月2日の広島戦(マツダ)で右肘付近に死球を受け、途中交代した。今でも右腕の打撲を負い、腫れは残るが、トレーナーらとの話し合いを重ねて戦列を退くことはなかった。
金本監督自身、現役時代は負傷をおして試合に出続けた。その鉄人をして「素晴らしいですね。それしか言葉ないです。僕と比べたら糸井君に失礼ですよ。全然、上です。糸井の劇的一発が逆風を跳ね返してくれたね。逆風の中で打った、価値ある一発だったと思う」と賛辞を惜しまなかった。
5試合で打率・467、3本塁打、9打点。数字は絶好調を物語る。ただ、糸井は「好調とかは自分では気にしていない。毎日、好調になれるよう、努力をしています」と話す。ほぼ毎日、関係者にバットのグリップ部分を紙やすりで削ってもらう。塗料がはげるほど入念に行い、試合に向けてテープを巻き付ける。それは本人しか分からない感覚的なもの。わずか数ミリ、あるいはそれ以下の微調整。だが、目に見えない努力を続けている。それが劇的な一撃につながった。
球団での3連発は昨年4月7-9日(巨人、広島)の江越以来。開幕2カード目までとなれば、1991年4月9-11日の巨人戦(甲子園)の八木裕(サンケイスポーツ専属評論家)までさかのぼり、26年ぶりの快挙だ。
「悔しい思いをしていたので、きょうは絶対に負けられないと思っていました」
6日の第3戦を終えると、7日から今季初の甲子園で巨人と3連戦。黄色に染まったスタンドを、何度だって歓喜の渦に巻き込んでいく。
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“どやっ”阪神・糸井、V弾で虎救った!凄すぎ開幕5戦連続打点
さすがは糸井、特大3ラン凄いです!