札幌卸売市場のストーブ、10年以上使用せず 「鮮度落ちる」 補助金返還請求も【換金くん琴似店ブログ】
“設置費4500万円のうち農水省補助1800万円
札幌市中央卸売市場(中央区)が2003年に水産棟に設置したガスストーブ40台が、10年以上使われていないことが分かった。設置費は4500万円で農林水産省の補助金1800万円が含まれることから、同省は今月末、市への聞き取り調査に着手した。ストーブは天井につり下げるタイプ。路面や商品の凍結、外気の侵入による作業効率の低下防止のため、水産棟の新築工事に合わせて設置した。
設置費は農水省の補助金と、水産業者らが支払った使用料の剰余金などを同市場が積み立てた自己資金などから支出しており、市の財源は含まれていない。01年度の札幌市中央卸売市場事業会計に「建設改良費」として予算を計上し、市議会の議決を経て着工。03年12月に完成した。
市経済観光局中央卸売市場管理課によると、設置後1~2年は使われたが、ストーブの熱で魚の鮮度が落ちる懸念や、棟内に移動式ストーブを設置したことなどから10年以上前から使われなくなった。この間、保守点検も行っていない。
こうした事態に同省は「未使用の年数について補助金の返還を求める可能性もある」(食料産業局食品流通課)と指摘。市と業者がどのように返還するかは「両者の判断」としている。
北海道新聞”
札幌卸売市場のストーブ、10年以上使用せず 「鮮度落ちる」 補助金返還請求も
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