フェンス越えた?“痴漢”男の逃走…行方は【換金くん札幌本店ブログ】
線路上を全速力で走る男――男は電車で痴漢をしたと女性から指摘され、池袋駅に到着するやいなや、ホームから線路に飛び降り逃走したということだ。男は今も逃走中で、警視庁が行方を追っている。
■カメラがとらえた“逃走の現場”
14日午前、JR埼京線の駅のホームから撮影された映像には、線路上を猛然と走る男の姿が映っていた。茶色っぽいコートに黒いズボンをはいた男で、よく見ると左手にカバンのようなものを持っている。
実はこの男、車内で女性に痴漢を指摘され逃走したのだ。男は40代くらいとみられているが、現在も行方が分かっていない。動画の撮影者はこう話す。
「(男は)必死に無我夢中で走り続けていく、そんな感じでしたね。あ然としているというか、今、起きていることがありえない的な感じでみんな固まっていました」
■運転中止…通勤に影響
発生直後のJR山手線・池袋駅は、ホームや階段にまで人があふれかえっていた。
JR東日本によると、この影響で埼京線・山手線・湘南新宿ラインの全線が約20分にわたり運転を中止し、3万2000人もの利用者に影響が出たということだ。
■走り去った先は
埼京線のホームから飛び降りた男は、線路を逃走しトンネルの方向へ走り去った。男の進行方向に見えるのは、JR山手線の大塚駅へ向かうトンネルだ。
しかし、警視庁によると、目撃情報などから男は東武東上線の北池袋駅方向に逃げたということで、トンネルの手前で進路を変えたとみられる。
警視庁によると、被害を訴えたのは20代の会社員女性。女性は、都心に向かう上り電車に乗っていたという。通勤客などで混み合う車内で、女性が男に痴漢をしたと指摘。その後、女性は男と池袋駅で降り、駅員の元へ連れて行こうとしたという。
すると、男は女性を突き飛ばして線路に飛び降り、逃走を始めた。女性は突き飛ばされた衝撃で倒れ、膝に軽いケガをしたということだ。
■同じような事件が13日にも
いまだ逃走を続ける男は、どのように姿を消したのか。男が逃げた方向に向かってみると、周りには緑のフェンスがあり、線路からの高さは約10メートルになるので、外に出るのは困難なようだ。専門家はこう話す。
「ここから先どこで線路の外に出たのかはわかりませんが、一般の人が線路に入りにくいように柵があったり段差があったりしますので、簡単に(線路外へ)出られる場所はおそらく見つけられなかったと思う。それまでの間、常に列車が来れば危険な状態」
さらに、同じような事件は13日にも発生していた。警視庁によると、JR総武線の御茶ノ水駅のホームで、20代の女性が「痴漢野郎」と声をあげたところ、男が線路に飛び降り逃走。男は30代から40代とみられ、黒っぽいシャツとズボンを着用していたということだ。
警視庁は男らの行方を追っている。
もしやっていなかったら逃げるしかないですよね…札幌と違って満員電車の込み具合はんぱないですからどちらも痴漢防止大変ですよね。