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<国境税>対トランプ米大統領政策 メキシコが報復の覚悟【換金くん清田区北野店ブログ】

“◇壁建設費用支払い拒否 米以外から輸入へ

 「メキシコを敵視する米国からトウモロコシを買うなんて、ばかげている」

 そう憤慨するのは、日本に次ぐ米国産トウモロコシの輸入国、メキシコのアルマンド・リオス上院議員(43)だ。毎日新聞の取材に16日、輸入先をカナダやオーストラリアで代替する法案を近く議会に提出することを明らかにした。

 メキシコは米国から年間23億ドル(約2600億円)のトウモロコシを輸入する。輸入量が減少すれば価格は下落し、米中西部アイオワ州などの農家を直撃する。トランプ米大統領の支持基盤と重なっている。

 トランプ氏はメキシコを「米国で仕事を奪い、不公正な貿易をしている」と批判し、メキシコに工場を移転した米国企業の製品などに「国境税」を課すと脅している。トランプ氏の「ツイッター攻撃」を受けた米自動車大手フォード・モーターはメキシコ工場建設を取りやめると発表した。メキシコの輸出額の8割は米国向け。特に自動車関連がメキシコ経済を支えてきただけに、死活問題だ。

 だが、メキシコ政府は米国に屈しない覚悟を固めたようだ。相応の経済損失もいとわないという決意だ。経済省はトランプ氏を支持する米議員の地元からメキシコに輸出されている産品のリストを作成した。「国境税」が導入された場合、ピンポイントで報復するためだ。例えば、米下院議長のポール・ライアン氏(共和党)の地元ウィスコンシン州はチーズなどの乳製品をメキシコに輸出している。

 メキシコのペニャニエト大統領は、日米首脳会談(今月10日)で「蜜月」を演出した日本とは対照的に、トランプ氏が要求した国境沿いの壁建設費用の支払いを拒否し、1月末に予定された首脳会談はキャンセルとなった。

 今月7日にはメキシコの空港で米国から強制送還されてきた不法移民135人を出迎えた。「安心してください」と声を掛け、住宅と職を用意するよう各省庁に指示した。自営業を始めるなら1人当たり2万5000ペソ(約14万円)~7万5000ペソを融資する。大統領の異例の出迎えはメキシコ全土にテレビ放映され、国民の喝采を浴びた。

 放送を見たリオス議員は苦々しげに漏らす。「彼らは不法だけどよく働く。メキシコ人こそが米国を偉大にしてきたのに……」

 

 

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<国境税>対トランプ米大統領政策 メキシコが報復の覚悟



メキシコの対応は凄く良いと思います!

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