マエケン、WBC出場辞退か「お答えできない」…決勝Tから出場も【換金くん清田区北野店ブログ】
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明確な発言はなかった。ドジャース・前田健太投手(28)は取材の場でもうそをつけない性格だ。すでに米国で報じられているWBC辞退の可能性について問われると「お答えできないです」と否定しなかった。前回出場した2013年は初めてハワイで最速ペースの自主トレを敢行したが、今オフは例年通りに国内で行い、出場の可否によって調整のペースが影響されることは「ないです」。最終結論を出す時期についても「(日本代表監督の)小久保さんが発表する時じゃないですか。ある程度、話し合っているので」と、すでに答えが出ているような口ぶりだった。
とはいえ、日の丸への思いは人一倍強い。13年は4強止まり。10月の帰国後に「前回大会で悔しい思いをしましたし、最後(プエルトリコとの準決勝)に負け投手になったのは僕。日の丸を背負って戦うのは光栄なこと。出たい気持ちはもちろんあります」とコメント。根底に前向きな強い思いがあるが、ド軍の一員としての戦いも重いものだ。
メジャー1年目の今季は16勝を挙げたが、夏場以降に失速。ポストシーズンを含めた最後の5登板はすべて4回以内で降板した。ザイディGMも「来年の始動が早まるのは心配」と懸念。決して、個人の思いだけを優先できず、辞退しても仕方がない事情がある。
ウルトラCはある。大会期間中に予備投手10人を登録し、入れ替え可能となる新ルールが採用される見通しで、米国開催の決勝トーナメントから出場できる可能性がある。加えて、本拠ドジャー・スタジアムでの開催は利点だ。
「何とも言えない」。ド軍と侍ジャパン。2つの世界一の夢のはざまで、最後まで苦悩の色がにじんでいた。
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マエケン、WBC出場辞退か「お答えできない」…決勝Tから出場も
WBCに出場してほしいですね!